はじめに
前回までの日記を友人3人に読ませたら「長い」「え、長くね」「うわっながっ」と三者三様の素晴らしいコメントをいただいたので、今回は「短っ」と言ってもらえるような日記を書こうと決意してこれを書き始めたわけだが、もうこの時点で長いといわれそうな感じがしてきた。
さて、(名ばかりの)青春18切符の旅も3日目。
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高松
寝場所に対して乗船人数が合っていない船(通称奴隷船)に揺られること数時間。ようやく高松に到着し我々は四国の大地へと降り立った。奴隷解放である。リンカーン万歳。
港から高松駅まで無料バスが出ているのでそいつに乗って、やってきました高松。
この日本最小の県でまず何をするかというと腹ごしらえである。
香川といえばうどんという日本人共通認識に基づいて高松駅周辺でうどん屋を探す。ちょうど駅前にうどん屋があったのでそこに入ってみる。雰囲気からして古くからやっていそうだ。
いくつか種類はあったがここは無難にぶっかけうどんをチョイス。すぐに出てきた。
コシがあってとても美味しい。ものの数分で食べ終わってしまった。
さて、考えてみれば昨日の虹の湯以来風呂というものに入っていない。ハルヒの聖地巡礼の際に汗を大量にかいたし、高松も日射しが強くて歩くと汗がにじむ出てくる。着ているTシャツはもはや対馬の浜御塩よろしく塩分が付着し始めているし、一刻も速く風呂に入って着替えたい。調べると電車でちょっと行った駅前にネカフェがあるらしく、この際シャワーでもいいやとそこに向かうことに決定。
JR高松駅から少し歩いたとこにある琴平電鉄高松築港駅から琴平電鉄に乗る。どう見てもローカル線なのに独自ICカードを導入しているというのだから驚きだ。いやむしろこういうローカル線だから維持費少ない上に人員削減出来て効率的なのかもしれない。せっかくなので一枚発行してもらった(写真撮り忘れた)。
で、そこから数駅乗って快活クラブに到着(写真はない)。何気に人生初の快活クラブである。入店して会員証を作る。後日わかったことだが、快活クラブでは会員証を作ったところに会員は所属するというシステムらしい。銀行みたいだな。つまり我々は関東在住にも関わらず高松所属ということになっているらしい。
完全個室しか空いてなかったので仕方なくそれをチョイス。確か1000円弱。入浴費にしては高いな。それにしてもこの完全個室って旅館業法とか風営法とかどうやってクリアしているんだろうね。少し気になる。
1時間強でシャワーを済まし、やっぱりドリンクをこれでもかと飲みまくった後、チェックアウト(という言い方が合っているのかは知らんが)。
再び高松まで戻ってきた。
さっきのうどんでは少し物足りなかった感じがしたのでもう一軒讃岐うどんを食べたい。…が、どうやらオープンしているお店はさっきのところ以外にはなさそうだ。そういえば今日はお盆だったな。すっかり忘れていた。
だが、ナシオ情報によると駅ナカにうどん屋があるらしい。マジか。よし行ってみよう。
ということでここで1日ぶりに青春18切符が登場。久しぶり。
入って右側にうどん屋はあった。よかった、開いている。
カウンターと座って食べる場所(写真)があった。券売機方式だったので少し悩んだ結果肉うどんを注文。カウンターの奥にいるおばちゃんに券を渡すと数分で出てきた。
牛肉とうどんの出汁がベストマッチでめっちゃうまい。コシもすごい。
やはりすぐ食べ終わってしまった。この分だとあと3杯はいけそう。もし次高松に来ることがあったらうどん屋を回りまくるというのもいいかもしれない。
金比羅詣り
うどんを食って満足したので高松を出発する。次は金比羅詣りをしようと思う。瀬戸大橋から結構近いので。
予讃線に乗って多度津まで行き、土讃線に乗り換え琴平駅にとうちゃーく。結構新しめの駅舎でコンビニはあるしロッカーも結構ある。ど田舎にしては豪華だ。
駅を出るとでっかい鳥居がある。御親切に金比羅詣りの道順が至る所に書いてあるのでそれに従いつつ道を進む。
余談だが四国の人は日本人の中でもダントツで優しい(らしい)。その優しさは、ほとんどの自動車の運転手が歩行者に道を譲るほどなのだという。確かに道を渡ろうとすると全ての車が道を譲ってくれた。優しい。なお道交法ではそれが普通というツッコミは差し控えていただきたい。
で、徒歩10分程度で参道らしき場所に到着した。食べ歩きより座って食べるような飲食店が多い印象。で、その中を数分歩くと目の前に階段が現れる。
昨日のハルヒ坂もキツかったがこっちもきつい。というのもその階段がとんでもなく急なのである。もう令和の時代なのにバリアフリーガン無視である。
で、確か30分くらい歩き続けた結果、やっと金毘羅宮に到着。これが江戸時代一生に一度は参拝すべき神社のうちの一つに数えられたところか。
金比羅犬の話の影響か犬を連れている参拝客も多い。犬を抱えてあの階段を登ってくるのは一苦労だっただろう。それにしても金比羅犬って本当だったのだろうか。江戸から行ってこーいとほっぽり出された犬が人の善意だけで山越え川越え海を越えはるばる四国の神社まで来てまた同じ道を帰ってくるなんて、流石にありえないと思うんだが。いや、それだけ江戸時代の人はおおらかだったということへの比喩的表現かもしれないし、じゃあそこまでおおらかなら本当に金比羅犬の例があってもおかしくないのではなどと思ったり。
階段の上から下界を見回してみるととても見晴らしのよい景色が広がっていた。ずいぶん高いところまで上ってきたらしい。
奮発して50円を賽銭箱に入れ、願い事を5つぐらい述べる。はるばる四国まで来たんだからちょっとくらいよく張りしてもいいだろう。ちなみに願い事は「石油王の息子になりたい」「月100万円くらいベーシックインカムがほしい」「猫を飼いたい」「猫アレルギーが治りますように」「ちょーかわいい彼女がほしい」の5つである。煩悩以外の何物でもないがここにはお釈迦様はいないし、八百万の神は寛大なので一柱(神様は一人とは数えず一柱と数える)ぐらいは俺の願いを叶えるために奔走してくれるとおもいたい。
で、せっかく来たんだしお守りでも買っていこうと販売所を見てみた。金色のお守りが名物らしい。正直センスがないというか個人的には好きではない配色であったが、まあいいかと買う。700円。うーん、いい値段するなぁ。お守りといえば聞こえがいいけど、言い換えれば「お金払えば救われる」という神社発行の免罪符な訳でここが中世ヨーロッパだったら宗教改革が起こってもおかしくはない代物だが、みんなありがたそうにお金を払っているところを見ると日本人というのは本当におおらかな性格らしい。ルソーがみたら激怒しそう。
お参りも済んだので金比羅を後にする。ちなみに山奥にも何やら神社らしきモノがあるとのことだったがこれ以上登山する気力も時間もないのでパス。
一歩踏み外したら落石のように転がり落ちるであろう急な階段をのそりのそりと降り、琴平駅まで戻ってきた。坂出駅まで戻って乗り換え、瀬戸大橋を渡る。JR四国唯一の黒字路線である。
瀬戸内海の景色を見れるかと思ったがいまいち上を通る道路の橋桁が邪魔をして見れない。
向かうところは岡山。一日ぶりの本州である。
(岡山に)来たぜ。投稿者:変態糞学生
昨日の8月12日にいつもの同級生のにいちゃん(18)とわし(18)の2人で中国地方の中間にある岡山に行ったぜ。
今日は明日も休みなんでコンビニでコーラとお菓子を買ってからそこでしこたま観光し始めたんや。
ということで岡山にやっ(てき)たぜ。元ネタがわからない人は「やったぜ。」とか「変態糞土方」とかでググってほしいが出てくるのは糞汚い(直喩)スカトロプレイの書き込みなので気分を害されても責任をこっちに負わせるのは申し訳ないがNG。
関連動画はこ↑こ↓。
MAD動画がみたいやつはニコニコで「変態糞親父」を至急タグ検索くれや。
で、話を戻そう。
岡山にやってきた。やってきたのはいいが特にやることがない。岡山の県木の川の土手の下にでも行って写真を撮ろうかなと思ったが、そもそも場所が抽象的すぎるし、時間もない。
ということで岡山市内でうろうろしてみようと思う。
岡山には路面電車が走っているのでそれに乗りたいということで駅前の停留所に行ってみる。岡山城が近くにあるので行き先はそこに決定。
なんと交通系ICカードが使える。ハイテクだなぁ。(写真撮り忘れた)
ということで着いたぜ。
岡山城は割と最近になって観光名所として再建されたモノらしく、鉄筋コンクリート製である。バリアフリー化も完璧なんだそうで、城も時代の流れには乗るらしい。
これはわし(18)。
これは同級生のにいちゃん(18)。
ルート変更
路面電車に乗っている時スマホを適当に眺めていたら「台風13号によりJR西日本計画運休」というニュースが目に入ってきた。マジか。
調べてみると明後日に台風13号が直撃らしく、計画運休が行われるとのこと。今日のところは問題なさそうだからよかったと胸を撫で下ろしたが問題は明日と明後日である。計画運休は早くて明日の夜とか書いてある。
ここでこれからの俺たちの予定ルートを紹介すると岡山から鳥取に行き1泊。鳥取から城崎温泉を経由して三重の松坂に行き1泊。そして次の日に伊勢神宮に行くというプランであった。
直接影響ありそうなのは明日と明後日で、明日なんて下手すりゃ鳥取に監禁される可能性だってある。もし台風で線路が大破してしまったらどうしよう。鳥取なんて他に移動手段ないし、陸の孤島で数日間救助を待つ羽目になる。親に「あ、オレオレ。今ちょっと鳥取から帰れなくなってさ〜5万円振り込んでくれね?」なんて電話はかけたくない。
ということで急遽山陰ルートを廃止しようと思う。
ちょうど岡山城の広場にベンチがあったのでそこに腰掛けてルートを考える。
台風で計画運休されそうなのは中国地方だからなるべく早いうちに岡山から東に行きたい。となるとまだ時間あるし今日中に行けるところまで行っておいたほうがいいだろう。
まだ5時くらいなので頑張れば大阪あたりまで行ける。とりあえず大阪を目安に宿泊先を探して電話をかけまくってみたがカプセルホテルやビジネスホテルはどこも満室か高額だった。たかがカプセルホテル1泊に10000円もかけたくはない。城下でスマホに表示した地図を睨みつつうんうん言いながら頭をかかえてる様はまるで兵糧攻めにあって降伏しか選択肢はないのに悪あがきをしようとしている弱小大名のようであった。
結局いい感じの宿屋は見当たらなかったが、岡山で立ち止まっててもしょうがない。とりあえず大阪に向かって、宿はその最中に考えればいいや。
岡山駅まで戻り新快速に乗る。さらば岡山。
土産屋にその場で食べられる生きびだんごなんて言うモノが売っていたので買ってみた。あぁ^~たまらねえぜ。
結果から話すとカプセルホテルは見つからなかった。仕方がないので今日はネカフェに泊まることにしよう。
今日のお宿
今日のお宿は前述通りネカフェである。台風の影響を受けないようできるだけ大阪寄りで空席があるところを調べた結果(快活クラブのアプリは空席情報も見れる。有能)、兵庫県尼崎市にある快活CLUB尼崎立花店に決定。新快速で一度尼崎に行き、最寄りの立花駅まで一駅戻る。
ちなみにここは西宮市の隣の市で、昨日聖地巡礼した場所にかなり近い。まさか一日で四国を経由し戻ってくるとは。
立花駅からは徒歩20分ほどだった。静かな住宅街を2人してとぼとぼ歩いているとなんだかここは自分の地元で自宅に帰宅途中のようななんだか妙か感覚に襲われた。何だろうね、ホームシックかな。
で、疲れた疲れた言っていたら俺たちの一晩限りの自宅に帰宅した。
(これは朝撮った写真)
まあ見た目も中身も大通り沿いによくあるネカフェである。
1人1ブースで入室し、明日の宿と工程を二人で協議し、たらふくドリンクを飲みまくった後寝た。まさか一日二回もネカフェにお邪魔するとは思わなかったね。
本来の明日の予定は鳥取-城崎温泉-天橋立-伊勢の予定だったが全部台風のせいで水に流れた(台風だけに)ので、いろいろ考えた結果大阪・京都観光になった。それはそれで楽しみだ。
というわけでそれは次の日記で。
最後に
今文字数を数えてみたら5000文字強であった。お、短い。これで友人どもに長い長い言われなくてすむ。
まあ何で短いかというと、この日ぐらいから一眼レフをリュックから取り出すのが億劫になってきてあんまり写真を撮っていなかったからである。だって首にかけてると重いし邪魔なんだもん。やっぱり時代はミラーレスなのかもね。EOS RPほしい。
まあそんなこんなで3日目。この旅日記も半分書けた。あと3日分なので11月中には書き終えたいな。
次の日記は来週中にでも。ではでは。
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