はじめに
どうも。前回の記事がなんとびっくり10000字を超すほどの大ボリュームだったのにアクセス数が全く伸びずなかったのでもう二日目にして書くのがとんでもなく億劫になってきている今日このごろである。今回はあまり長くならないように手短に書いていきたい。
というわけで2日目。貝塚から大阪と西宮によって神戸三宮まで行く回。ちなみに一回も青春18切符を使わないのでタイトル詐欺甚だしい訳だがシリーズものなので許してくれ。
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貝塚聖地巡礼(二日目)
朝起きたのはたしか7時頃だったと思う。寝落ちした格好そのままで目が覚めたあたりどうやら一度も寝返りを打たなかったらしいが、それは寝床がものすごい硬いせいか極度に疲れていたせいか、どっちだろうね。
最後にドリンクをこれでもかと飲んだあとにあそびば貝塚を出た。約12時間ほど滞在して一人1994円。ナイトプランということもあり安い。なお登録したメアドあてに不定期配信されるクポーンを使うともっと安くなるらしい。
まず午前中は昨日行きそびれた貝塚聖地巡礼の続きをしようと思う。ちなみにこの日は8月11日でオフ会ゼロ5周年であったが、泉南イオンには昨日行ったからパス。日程的にはこの日でも良かったのだがわざと一日早めた。一日早く行った理由としては「俺オナ民のキッズが泉南イオンにうじゃうじゃいるんやがwww」となんJに転載されたらどうしようという不安からであったが、当日なんJを見てみたら全くと言っていいほどsyamuスレが盛り上がってなかったので杞憂であった。数年前はめちゃくちゃ盛り上がっていたんだがなぁ。コンテンツの衰退を見ているようで悲しいけど、悲しい。
syamu_game聖地(ダイジェスト)
というわけで1日目に引き続き、写真とかんたんな文章で手短に紹介しようと思う。詳しくは今度まとめるかもしれないし、まとめないかもしれません。どっちかです。もっとも、syamu聖地巡礼の日記を読みたい人がこの世の中に何人いるのかは不明だが。10人か、50人か、100人か?100人はないと思うわ。0・・・0人ってこともないと思う。うん、流石に0はない。
貝塚駅近くにあった自転車置き場がレンタル自転車をやっているとのことで借りる。
20分ほど自転車を飛ばし、二色浜公園という公園に到着。
入り口から一番近い平壌郊外へ。
未発掘の伝説の動画「家族とお花見行ってきた!」の舞台となった(最後の画像だけ現存している)桜がある丘。結構狭い。
そしてこれが慰○婦像とよく言われる像。ノスタルジック無職の撮影スポット。
ちなみに正式には「共に生きる」という名前で、盲目の少年少女を表現した像なのだそうだ。
その像のちょうど正面がsyamuさんが「Yellow踊ってみた」の撮影に使った場所。画角にもよるが慰○婦像の間にカメラを置いて撮影したっぽい。
そして二色浜公園から自転車で5分もかからないところにある虹の湯。中には理髪店も入っていて、貝塚にシャムさんがすんでいた頃はここで髪を切ってもらっていたらしい。
小田原からの汗をここで流した。普通のスーパー銭湯だった。
そして虹の湯のはす向かいにはTRIALというスーパー。ここもよくシャムさんが買い物に来ていたらしい。
本当は岸和田城とかにもいきたかったが、二色浜公園と入浴で結構時間を食ってしまったので貝塚聖地巡礼はここで終わりにして、貝塚駅から南海本線を使って難波へと向かう。さらば貝塚また会おう。
で、南海難波駅にも聖地が一つだけある。シャムさんがネカマにだまされ7時間も待ちぼうけを食らった貝塚勃起土竜遺棄事件の舞台となった場所である。なお、犯人は未だ捕まっておらず、一刻も早い逮捕が望まれる。
道頓堀に行く
難波でsyamu聖地巡礼は終わり。いきそびれたところには遠くないうちに来ようと思う。今年の暮れとか。
で、ここからこのままハルヒの聖地巡礼に行っても良かったのだがちょうど大阪の梅田周辺を経由するので素通りするのももったいないと思い昼飯も兼ねて道頓堀によってみることにした。
道頓堀と言ったらたこ焼きでしょ!という関東人の勝手な思い込みにより昼飯はたこ焼きに決定。思った以上に貝塚聖地巡礼が押してしまい、時間がなかったのでネットで調べて一番上に来たたこ焼き屋に行った。急いでいたので写真はこれしか撮っていない。
他にもウロウロしたかったが時間がないのでグリコの看板で記念撮影をして西宮に向かおうと思う。テレビでよく見る人が飛び降りる橋(名前は知らん)からグリコの看板を見上げてみる。おお、なかなかでかいな。
記念撮影をしている人がなんとなく並んでいたので順番待ちをしてから記念撮影をしようとナシオくんにグリコポーズをさせ、カメラを構えたところ、「ちょっと兄ちゃんたち!」と声をかけられた。なんだよ、もう。こっちは早く西宮行きたいんじゃい。振り返ると真っ黒に日焼けしたおっちゃん(40歳ぐらいだろうか)がいた。おっちゃんは「そんなとこで撮影したらあかん」
といった。え?なんかルールあるんすか?すみません知りませんでした。
「ちゃうちゃう。こんなところで撮影してもな、グリコの看板はきれいに撮れへんねん」
はあ。
「観光客の奴らみんなこの橋から撮るやろ?けどな、ここからじゃ全体が映らん」
はあ。
「じつはこの橋の下にも一段低い歩道橋があってな、そこは空いてるし、そっちで撮ったほうがいい写真撮れるで」
そうなんですか、ご親切にありがとうございます。
「いえいえ。ところでなんでそんな事知ってるかって不思議に思ったやろ?」
(いや別に・・・)
「俺はな、昔からここで観光来た奴らに道頓堀のこと案内してんねん」
はあ。
「最近は外国人もぎょうさん増えてな――」
と、おっちゃんはなにかスイッチが入ったようにベラベラ喋り始めた。いや、我々急いでいるんだけど。そんな我々の気持ちにはお構いなく、おっちゃんは喋り続ける。そのまま5分くらい適当に「はあ」「はあ」と相づちを打っていたらおっちゃんの口がしまった。まだなんか話始めそうだったが、すかさず「すみません、急いでいるんで。ありがとうございます」と切り上げてそそくさと橋から降りた。いや~大阪の人ってすげえわ。
おっちゃんの言ったとおり、橋の下には一段下がって歩行者専用橋のようなものがあった。そこで記念写真をパシャリ。
よし、道頓堀での用事は済んだ。行こう。おっちゃんよ、達者でな。
商店街(名前忘れた)を通って電車に乗り、梅田まで戻った。
涼宮ハルヒシリーズ聖地巡礼(ダイジェスト)
というわけで次はあのラノベの金字塔「涼宮ハルヒ」シリーズの聖地巡礼をしようと思う。私は中学3年生のときにハルヒを読んでからずっとこの作品のファンである。ラノベ的な物語の面白さに加えて、読めば読むほど文学的な面白さや奥深さにも気付ける素晴らしい作品であり、全人類が読むべきシリーズと言っても過言ではない。
とくに私が好きなのは涼宮ハルヒの消失で、なぜ好きかというと前述の文学的な奥深さがシリーズ1であるからであり、あれはアニメ版を含め何度読んで(観て)も新しい発見ができる。具体的にいうと、名シーンと言われているキョンの自白シーンだが実は自分の気持ちは解っているのに、長門に関することはことごとく間違っているという点が実に奥深い。文章をしっかり読んでいれば読者は事実を読み解け(この真実をAとする)、キョンが言っていること(Bとする)は間違っているということに気づけるのだが、物語はキョン視点で進むのでBの考えに基づいて語られる。しかし真実はAなのでキョン以外の登場人物はAに基づいて行動する。このすれ違い具合がすごく面白い。書いてあることと違うことを読者が読み解けるという一人称小説なのに読者は客観視して本を読むというのはなかなか他の本には見つけられない要素で、谷川流先生の天才さを感じられる。
さて、これ以上書いたら止まらなくなる気がするのでここまでにしておく。
なお、これも時間があったら他の日記で詳しく書こうと思うのでダイジェストにしておく。決して書くのがめんどくさいとかそういうわけではない。
実は、この2週間前にあの京都アニメーション放火事件が発生しており、一時は不謹慎だから聖地巡礼はやめようかと考えた。だが、今我々にできることは募金などはもちろん、京アニが作ってくれた作品を見て応援することだと思ったので予定通り聖地巡礼することにした。
(偉そうに俺が言うことじゃないけど)もし子の日記を読んでいる人の中で京アニの作品を見たことがない人がいたら、是非観てほしい。そしてそのような素晴らしい作品を作れるクリエイターさんがいたことを忘れないでほしい。
京都アニメーション 公式募金案内ページ
梅田の閉鎖空間の交差点
で、聖地巡礼に話を戻す。
まず物語の舞台である西宮北口周辺に行く前に梅田駅にも聖地があるのでそこに寄ろうと思う。アニメ版「涼宮ハルヒの憂鬱Ⅲ」に登場した横断歩道である。原作でも同じような記述があるのでアニメ版と原作は同様の場所が舞台となっていると思われる。
ちょうど梅田駅にも寄ったわけだしここも聖地巡礼しようと周辺をウロウロしてみた。
何かがおかしい(ここから先はトラウマなので省略)。
どうしても見当たらない。確かに横断歩道はあるがアニメに描かれている建物が何一つ存在しない。どうやら道に迷ったっぽい。
うーん、梅田駅の近くにあるのはわかっているのだが、いかんせん梅田駅は3つもあるわけで、立地関係がわかっていない関東人からすればもはや迷宮である。
とりあえずそれっぽい横断歩道をそれっぽい角度で撮ってみた。多分違うと思う。
その後も周辺を歩き回ってみたのだが見つからず、汗をダラダラ垂らしながら無駄に数分間ウロウロしただけだった。
幸先悪いが、まあしょうがない。
西宮北口
気を改めて西宮北口に向かう。実は2年ほど前に駅周辺の聖地には行ったことがあるがその時は20分ぐらいで急いで回っただけだったので全然記憶にない。
梅田駅(阪急)から乗る。
梅田駅と大阪駅の関係についてナシオくんから説明してもらったが、やはり理解ができない。なんで鉄道会社によって駅が分かれているのか。しかも阪神と阪急とかいう一文字違いは何なんだよ。
・・・とおもったが、関東の私鉄は西武・東武・東急・小田急・京急・京成と、全部一文字かぶっているので関東の方がよっぽど複雑だった。新宿とつく駅は6つあるし人のこと言えねえな。
梅田から乗ること20分ほど。ついた。2年ぶり。
とりあえず外に出てみる。ますは一つ目の聖地巡礼。
エンドレスエイトで親の顔よりも見た駅前である。再開発によりアニメに描かれている風景とは少し変わってしまったが当時と同じ時計塔がある。
1期より2期で頻繁に見た覚えがある。ちなみに2年ほど前に公開された同じ京都アニメーション制作の映画「中二病でも恋がしたい!Take on me」にも3秒程度だが登場している。あと消失に登場したサイゼリヤ(閉店済み)も結構長く登場している。あのイースターエッグにはびっくりした。
2年前に来たときは時計塔の下にハルヒの聖地である旨が書かれた看板が地元商店街によって立てられていたのだが今回は見当たらなかった。
なくなちゃったか~と残念に思っていたら、駅前の銀行の扉横にこんなプレートが。
あのKADOKAWAもついにハルヒの聖地が西宮であると公式に認めたらしく、プレートが置いてあった。隣にあるのは長門有希ちゃんの消失のプレート。
珈琲屋ドリーム
次は西宮北口駅前にある珈琲屋ドリームという喫茶店に行く。ここも劇中に頻繁に登場したおなじみの喫茶店である。シリーズを重ねるうちに登場頻度が増加し、最新刊(2011年刊行)の驚愕ではついに宇宙人がバイトを始めてたりする。
もともとコーヒーを売りにしたお店だったらしく、劇中に登場するようなバリエーションに満ちたドリンクはなかったようだが、ファンの熱心な要望によりクリームソーダがメニューに付け加えられたのだそうだ。
ちなみにお店の場所は劇中で描かれていたところから数十メートル移動している。
頼んだのは期間限定の特別なクリームソーダ。ハルヒとドリームのコラボクリアファイルがついてくる。
で、ちょうどいったのは8月だったので公式のスタンプラリーが実施されていた。参加してみる。今回はこのスタンプラリーを軸に聖地巡礼しようと思う。
さて、時間がないので次の場所へ。次はアクタ西宮というショッピングモールに行く。ドリームから数分でいける。
で、歩き始めて数分たち、踏切を渡ろうとしていたところ、後ろから軽やかな足音がした。「すみません、さっきのコーヒー屋なんですけど、このタオルお忘れになりませんでしたか?」と話しかけてきたのはさっきのドリームの若い店員さんだった。なんと、走って追いかけてきてくれたらしい。ここまで結構な距離があるのにわざわざお店を飛び出してまで追いかけてくるなんてなんて優しい方だろう。残念ながら手に持ってるタオルは我々のタオルではなかったのでその旨を伝えると「じゃあ前のお客さんのものかもしれませんね。すみません、お邪魔して」と爽やかにはにかんでお店に戻っていった。こちらこそ無駄に走らせて本当に申し訳ない。次からこの近くに来た際には絶対にお店に寄ろうと思った。あと、「さっきのコーヒー屋」という名乗りがなんだかとてもかっこよかった。
ちなみにいっておくと、エンドレスエイトでキョンが長門に話しかけるところのすぐそばだった。
アクタ西宮
で、アクタ西宮に着いた。スタンプが設置されているのはジュンク堂書店と西宮市立北口図書館の2つである。劇中に登場しているのは思ったよりも少なくて、読み直してみたところ「朝比奈みくるの憂鬱(動揺)」のみであった(なお劇中の図書館はすべて中央図書館のことだと思われる)。
ジュンク堂書店はレジ付近にスタンプが設置してあった。ポンと押してすぐさま東館に。東館には北口図書館がある。入り口に設置していなかったのでうろうろしていたら貸し出しカウンター付近においてあった。スタンプを押すだけではなく図書館にも寄ってもらおうという作戦なのかもしれんが、西宮市民じゃないと本を借りられないので意味はないのでは?と少し思ったけどいわないでおく。
フレンテ西宮
さて、時計を見るとなんともう5時。スタンプラリーはまだ半分も回っていない。調べてみると中央図書館(憂鬱や消失で登場)は5時半までしかやっていないという。これもう絶対無理だろ・・・と、途方に暮れたがじっとしては日が落ちてしまうから回れるだけは回ろうということになった。
ということで次はフレンテ西宮という小型デパートにいく。劇中には一回も登場していないのでなぜここにスタンプがおいてあるかは知らん。多分市のセンターがあるからだろう。
西宮北口から電車を使って移動。駅から結構遠かったので20分くらい歩いた。
スタンプを押して急いで駅に戻ってきたが時計には17時23分と書いてあった。もうこれ以上スタンプラリーを続けるのは無理そうだったのでこれにてスタンプ巡りは打ち切り、いきたかった甲陽園周辺へ移動する。
甲陽園駅
西宮北口から夙川へ向かい、阪急甲陽園線に乗り換え数駅。ついた。
ここからどこに行くかというと、無論物語の舞台となっている兵庫県立西宮北高校である。「えらい山の上にある」「暗鬱たる気分になる」「強制ハイキングコース」などと、劇中で度々罵られているこの高校の立地だが、私は正直なめていた。どうせ少し歩けばつくんだろ、と。
ということで二人してなめ腐った気持ちで高校への道を上り始めた。
高校は駅から北側に向かう。ちなみに南側に進むと長門マンションと例の踏切がある(後述)。
北高へ
歩き始めて10分。我々は後悔していた。この通学路はハイキングじゃない、登山である。私たちが上っていっているのは明らかに山に他ならず、歩いている道は立体駐車場の登り道みたいなとんでもない傾斜がかかっている。なめていた。
コインロッカーに大体の荷物をおいてきて結構身軽なはずなのに体中から汗が噴き出して足の関節は疲労を通り越して痛みになっているし、2人の口から出てくるのは「暑い」「つらい」「毎日通ってるとか拷問かよ」「前世にどんな悪行積んだんだよ」の4種類であった。
劇中には大げさに書かれていると思っていたが、むしろ控えめだったといってもいい。俺だったら「強制富士登山コース」とか「新手の体罰」とか「0限:体育」とか表現すると思う。ちなみにキョンは消失では全力疾走で駆け下りているし、驚愕では「エロ本を忘れた」といって全力で駆け上っているので書かれていないだけで実はとんでもなく屈強な足腰の持ち主なのかもしれない。
1話に出てきた橋。
特に途中から周りは完全に山の中となり、コンビニどころか建物すらない。これほんとに高校なんてあんのかよ。
と、ブツブツ歩いて20分。Googleマップによるとやっと近くまで来たらしい。
もうすぐあのハルヒ坂が見えるはず。あとちょっと。頑張ろう。と、ほんの少しの希望を持って曲がり角を曲がった我々が見たものは壁だった。いや、正確には坂である。前述のハルヒ坂であるのは高校の門が道の途中に見えるから間違いないのだが、その傾斜が今までの山道とは違う。もはや壁である。
アニメ版消失で長門がハルヒ坂を上ってくるシーンがある。あのシーンは演出のために長門の姿が頭からだんだんと映ってくるような描写がされていると思っていたが、そうではなく、事実だったようだ。北高の門から水平に目線を置くとハルヒ坂の下にいる人物は全く見えない。見えるのは大阪市内のいい景色である。
で、文字通り目の前に立ちはだかった最後の壁をなんとか登り切り、やっと西宮北高校に到着した。アニメで見たとおりの景色である。
景色は素晴らしい。
少ない時間の中でたっぷり聖地巡礼を堪能した後、山道を下って駅前に戻る。帰り道が苦痛だったことは言わずもがなである。
駅前に戻ってきたのはほかにも聖地を回るためであったが、思った以上に登山に時間がかかってしまい、日が落ちてしまった。
やらかした。麓に降りてきたのはなぜかというと前述の長門マンションと例の踏切を巡礼するためであったが、日が落ちてしまったので本編と同じ風景は撮れない。
が、せっかく近くに来たので行ってみるだけ行ってみる。
甲陽園駅から線路に沿って西南側に少し進むとマンションが見えてくる。親の顔より見たマンション、通称長門マンションである。写真も撮ったが住民の方の迷惑になるかもしれないのでうpするのはやめておく。
で、そのすぐ先に行ったところに踏切がある。ほんと長門マンションからすぐなので結構びっくりした。暗くてあまりいい写真は撮れなかったが巡礼はできた。アニメとほぼ同じということは2006年当時と何にも変わってないっぽい(甲陽園駅は脱線事故か追突事故かなんかで改良されてアニメと同じ風景は残っていない)。
念のためいっておくがフラッシュは焚いていないのであしからず(電車に向かってフラッシュを焚くと運転手さんの目がくらんでしまい危険なのでやめましょう)。
日は沈んでしまったがハルヒ聖地巡礼はまだ終わらない。なぜかというともちろん日が沈んだ後に行きたい聖地があるからであり、考えてみると一つぐらいしか思い浮かばない。そう、北校前である()
やはり、消失のあのシーンは撮っておきたい。というわけで、また北校の門前に行くことに決定。
しかしまたあの山道を登るのはさすがに足が拒否しているのでバスで行くことにする。調べてみると夙川駅から北校近くまでバスが出ているらしい。最初から調べておけばよかった。
ということで甲陽園から夙川まで戻り、バスに乗る。
確か240円くらいだったと思うが20分バスに揺られて苦楽園というバス停で下車。・・・したのはいいものの、びっくりするくらい真っ暗であった。「ワンダリング・シャドウ(憤慨)」にはイノシシならたまに出るなどと書かれていたし、マジで怖い。スマホの蛍並みに弱い懐中電灯機能を使って暗闇の中を5分くらい歩いたら(これもまた起伏が激しい)、ハルヒ坂の麓に出た。2時間ぶり。また壁みたいな坂をよじ登る。何が苦楽園だ、これじゃあ苦苦園じゃねえか。
門の前まで来て振り返ってみると絶景が広がっていた。
帰りのバスまであまり時間がなかったので急いでカメラを構えてシャッターを切る。バルブ撮影勉強しててよかった。で、撮れた写真がこちら。
いやもう、素晴らしい夜景だった。来るまでがしんどいけどね。
そのほか周辺の写真を撮ったりしてまた苦苦園もとい苦楽園からバスに乗り、夙川へ。
これにてハルヒ聖地巡礼は終わり。もっといろいろ回りたかったがさすがに半日ではこれが限界。
冬とかにもっと時間をかけて回ろうと思う。
余談だが、この日記を書き始めたときに「阪急に乗ったのに座席(溜息1に出てきた)の写真撮り忘れた。しまった」などと嘆いていたらちゃっかりナシオ君が撮っていた。GJ。
神戸
さて、時刻は9時を回り、西宮を後にして神戸に向かう。そのまま阪急に乗って神戸三宮まで。ここまで読んだ方はもうおわかりだろうが、今日は一回も青春18切符を使っていない。完全にタイトル詐欺である。
到着。
やはり神戸に来たら中華料理を食べたい。しかし、中華街はとっくにしまっているのでどこかおいしそうなところはないかと駅前でうろうろしてみたらちょうどいい感じの中華料理屋を発見。
ラーメン。チャーハンセットを注文。豚骨醤油みたいな味付けでおいしい。
食べ終わった後も2人で梅田と大阪のわかりにくさについて数十分論議した後店を出た。
もう結構遅いし、これ以上特に神戸に用はないのでそそくさと今日の宿に移動しようと思う。
本日のお宿(船)
本日のお宿はというと、船である。
何言っているかわからないと思うが船である。
というのも、神戸から高松まで深夜発早朝着の船が出ており、それに乗れば明日の旅は高松から始められ、移動と宿泊を同時に行うことができるという作戦である。なかなかinじゃねーの?!
そんで、船は当然ながら港から出ているので神戸中心地からポートライナーに乗って移動する。
港に着いた。この頃には二人ともスマホすら取り出す気力がないほどに疲れ果てていたので残念ながら写真はない。
待合所というかチケット販売しているビルみたいな建物があったのでそこでチケットを買うのだが、驚くことに結構な人が集まっていた。どうやらみんな考えることは一緒らしい。ここでミスったと思ったのが事前予約である。実は事前予約というものが存在し、予約していると船に優先的に乗れるとのことだったが、我々そんなことは露も知らず手ぶらできてしまった。
まあ乗れればいいか。と、チケットを買って待合室で待つ。
結構立派な建物だった。
料金は2800円。
で、待つこと1時間強。やっと乗船。
なかなかに大きい船だった。のだが、ここで大誤算が発覚。
でかい船のくせに寝床が少ない。そこら辺の通路にブルーシートが敷いてあって、どうやら寝床を確保できなかった者はここで雑魚寝せよということらしい。しかし、全ブルーシートの面積に対して人数が多すぎる。
結果、最後の方に乗船した我々二人には寝る場所はおろか雑魚寝の場所すらなかった。3階建ての船内をうろうろして回った後、結局船の入り口前のブルーシートすら敷いていないスペースに座り込んで夜を明かすことにした。チクショウ、ケツがいてえ。あそびば貝塚がひたすら恋しい。
トイレに行くついでに船内を歩き回ってみたがどこもかしこも雑魚寝するバックパッカーで満杯であった。人々が通路にうじゃうじゃと寝転んでいる様子はなんだか奴隷船を想起させた。高松行き奴隷船、正直おすすめはしない。予約できればまた別かもしれないが。
そのまま座り込むこと4時間。やっと高松に到着した。そこから3日目が始まるのでその話はまた次の日記で。
最後に
というわけで2日目。短くするとか言っておきながらまた10000文字近くなってしまった。まあ誰も読んでないし別にいいか。
3日目は高松~岡山~大阪の回である。ここら辺から台風13号が旅に影を落とし始め、計画がちょっくら狂い始める。
まあ時間があったらぼちぼち書いていく予定なのでどうぞよろしく。ではでは。
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