- はじめに
- unibelpost.hatenablog.com
- モニター品
- 用途
- 外見
- 重さ
- 画面(ディスプレイ)
- キーボード
- 普段使いには十分すぎるスペック
- その他機能
- まとめ:動画視聴には最適
- 最後に
はじめに
おはようございます。Syunです。皆さんDELLって会社知ってますか?パソコンとか売ってるあの会社です。実は6月にそのDELLさんのモニター企画であるデルアンバサダーのXPS(ノートパソコン)モニターにかるーい気持ちで応募していたんですがなんと当選しました。え?僕で良いんですか?
というわけで、7月上旬から1ヶ月間、XPS13(9370)をモニターさせていただいたので今回は紹介とレビューを書いていこうと思います。
それでなのですが、何を単に使用感だけレビューしても他のモニターの方とかぶってしまって意味がないかなーと思ったので、普段私が使用しているMatebook13(HUAWEI製)と比較してのレビューもところどころ書いていきます。
Matebook13の開封とレビュー記事はこちら。
unibelpost.hatenablog.com
モニター品
今回借して頂いたのは「XPS13(9370)」というノートパソコン。現行のNew XPS13(9380)の一つ前のモデルです。
www.dell.comMatebook13の開封記事にも書きましたが、実はこの商品はMatebook13を買うときに最後まで迷ったものなんですよね。で、結局値段的なところで諦めてしまったのですが、今回一ヶ月もモニターできるということでとてもラッキーという感じです。デル様様です。
スペック
性能についてですが、
- Windows10 home
- inel core i7-8550U
- 8GB LPDDR3 1866MHz
- SSD 256GB
- インテルUHDグラフィックス620
- 13,3 4K Ultra HD(38840*2160)フレームレス・タッチディスプレイ
となっております。上位モデルですね。なんとディスプレイが4K!しかもタッチ対応。これは嬉しい。
Matebook13との譜面上の相違点はそのディスプレイとCPUだけですね。Matebook13はCore i5に対しXPS13はCore i7です。理論上は後者のほうがパワーがあるということになります。
用途
ハイスペック端末を借していただいてなんですが、用途としてはOfficeとネットサーフィンなど、軽作業が主です。たまにReaperというソフトを使って音楽をいじったりするのですが、まあ軽いものなのでそこまでマシンスペックは必要ないです。
あとはアマゾンプライムビデオとdアニメストアでアニメを見るぐらいですかね。やっぱり映像はスマホよりパソコンで見たほうが大画面でいいですよね。
というわけで、今回は上記のようなそこまでマシンスペックを要求しない軽作業をしてみてのレビューとなります。
まあ、軽作業って言ってもハイスペックであればあるだけ動作がキビキビになるので関係ないとは言い切れません。
外見
まずは外見から。
照明が温暖色なのでゴールドっぽくなっていますがローズゴールドです。と言っても、ピンクと呼べるほどの赤くはなく、ゴールドにほんのちょっとピンクを混ぜたような色です。見る角度によってはゴールドっぽく見えることも多々。男性が使っても女性が使っても似合うように丁度いい色に作られている感じがします。
なお、天板と底面どちらもアルミ製です。
中は白で統一されています。真っ白です。
シンプルだけど特徴的なデザイン
天板はロゴがあるだけのシンプルなデザインですが、開くとかなり特徴的なデザインであることがわかります。ギリギリまで目一杯広がるディスプレイとその下のベゼル&カメラ。
個人的には結構好きなデザインなのですが、下のベゼル部分が賛否両論あるかも。開いたときにかなり目立つのでいっそのこと黒にすればよかったのではないかと少し思ったり。あと、WEBカメラが画面下に配置されていることでテレビ電話がやりにくいというデメリットも(後述します)。
それ以外は至って普通な感じですね。スピーカ穴は目に見えるところにはありません。
Matebook13が全面アルミ製なので、プラスティックっぽい内側は安っぽく見えるだろうなと思ってましたが、なんかスベスベでつやつやな加工がされていました。言葉では表現しにくいのですが上の写真のような加工です。このおかげで高級感が出ています。おしゃれ。
公式サイトを見てみると「最先端のファッションからインスピレーションを得たアルペン・ホワイトのパームレストを採用。デル独自開発の「編み込み」のグラスファイバー素材を使用しています。」とのこと。カタカナばかりでよくわかりませんが、とにかくすごいシャレオツな技術を使っているっぽいです。あとプラスティックではなくグラスファイバー素材でした。なんじゃそりゃ。
ノートパソコン特有のふにゃふにゃした安っぽい外装が嫌いな方は一度触ってみることをおすすめします。案外悪くないです。
重さ
公式の重さは1.21kgで、私が持った感じもその程度の重さでした。(図り忘れましたすみません)。Matebook13が1.3kgなのでちょっと軽いですね。。天然ミネラル麦茶2本よりちょっと軽いくらいですが、それを重いと感じるか軽いと感じるかは人それぞれだと思います。ですがわたし的には結構軽かったです。片手で持てますし、リュックサックに入れてもそこまで苦ではないので旅行に持っていくのもありかなと思います。i7のパソコンを背負って旅行できる日が来るとは…(遠い目)。
ただ後述する付属の充電ケーブルが結構重くてかさばるのでそこが厄介です。
画面(ディスプレイ)
次にディスプレイについてです。
ベゼルレスかっこいい
前述しましたが、かなりディスプレイが特徴的です。左右と上辺のベゼルがギリッギリまで削られています。それによりWEBカメラが下に配置されています。他社にはないDELLのXPS13独自の画面ですね。
下ももっとベゼル削れそう…とは思うのですが、これはこれでまあかっこいいと思います。触っていても下ベゼルは特にきになりません。
16:9の4K
縦横比は16:9と一般的なディスプレイと同じものです。
普段3:4のMatebook13を使っているのでちょっと作業スペースが狭いような気がします。複数の作業をする際に画面4分割などをしたときには縦が短くて十分に情報を表示できないことがありました。ブラウザソフトなどは上のバーが結構幅をとってしまうので。2分割であれば十分にスペースを取って使用することが可能です。
なお、このディスプレイ、4Kです。そうです、ヨンケー。FULLHDの4倍もの解像度があるのでとんでもなく細かいです。しかも発色も鮮やか。
この16:9の恩恵が最大限に生かせるのが動画視聴時。基本的にYouTubeやその他ストリーミングサービスで視聴できる動画っていうのは16:9なので、ベゼルレス画面端いっぱいまで広げて視聴が可能。しかも鮮やかな4Kディスプレイのおかげでとんでもなくきれいに映ります。僕はよくアニメをアマゾンプライムビデオで見るんですが、今までは有機ELディスプレイ搭載のスマホで見るのが一番だと信じてきました。しかしこのXPSで視聴したところその価値観が一気に変わりました。断然こっちのほうが良い。きれいだし画面がでかい。ということで1ヶ月間こいつでアニメ見まくりました。
また、細かいものもはっきりと描写できるのでスポーツのストリーミングなどもおすすめです。(後述)
タッチパネルは動画再生時に便利
このXPS、マルチタッチも内蔵していまして。10点のタッチまで対応しています。正直文書作成やウェブサーフィンなどではあんまり使いませんでしたが、動画再生時にすごい便利でした。ちょっと動画の再生を止めたいときは画面をタッチするんです。そうすると瞬時に一時停止できます。タッチ機能非搭載だとトラックパッドに指を伸ばしてマウスポインターを移動させてタップという動作が入ってしまうので少しタイムラグができてしまいます。動画視聴する際の強い味方です。
それ以外にはあまり使いみちがなかったのであったら嬉しい機能って感じです。ただ、これのオプションに数万円とかだったら非搭載モデル買うかなぁとは思いました。
キーボード
正直微妙…
さて、次はキーボードです。借してもらった手前、あまり製品を悪く言いたくはないんですが、「正直な感想を書いてください」とDELLさんからも言われてるので、はっきり言わせてもらいます。このパソコン、キーボードが微妙です。
キーボードのキータッチ自体は素晴らしいです。ちゃんと押し込みがあって、打撃感がしっかりしています。ただ・・・問題はその配置です。
こちらを見てください。
これ、わかりますかね?
パッと見フルサイズのキーボードに見えるのですが実は違います。記号キーの横幅が少し小さいんです。あと右Shiftもかなり小さい。
これが厄介なんです。普段、デスクトップやノートパソコン(Matebook13)でもフルサイズのキーボードを使っているので、こうやってキー間の幅を変更されるとかなりブラインドタッチが狂います。括弧閉じ(」)を押そうとしてEnterキーを押してしまったり、Shiftを押そうとして¥が入力されてしまったり。
使ってりゃなれるかと思ってましたが、自宅ではフルサイズのメカニカルキーボードを使っているせいで一向に慣れませんでした。何か文字を打つごとにミスタイプ。しかも割とイライラするんですよね。
僕のタイピング能力と適応力がないといえばそこまでなんですが、これはかなりマイナスポイントです。
もしプログラミングとか文章を書くことを想定してノートパソコンを検討している方は一度触ってみたほうが良いと思います。おそらく大きめの家電量販店には大抵置いてあるはずなので、ちょっと長い文章をタイプしてみることをおすすめします。特に違和感がないようであれば問題ないのですが、打ちにくいと感じた場合は再度検討する必要があると思います。
まあ、あんまり文章を打たないって人には特に関係はないかと。
普段使いには十分すぎるスペック
で、肝心のスペックですが、文句なしです。
第8世代i7に加えてRAM8GBですので基本的なネットサーフィンやOfficeをいじる分には何一つ不自由を感じませんでした。前述の4K動画再生やブラウザでたくさんタブを開いた際も特段重くなるわけでもなく普通に使えていました。
ただ公式スペックにも書かれている通りグラフィックが貧弱ですので、写真や動画の編集、ゲームなどは向いていないと思います。軽い程度の動画編集はできましたがあまりグラフィックには期待しないほうが良いです。
バッテリーに関してですが、結構持ちます。一日外に持ち出して6時間ほどWordで文書作成をしていた日がありましたが、帰ってきてもバッテリーは30%ほど残っていました。パワーを使う作業をしなければ最低一日は持つ感じです。
また、もう一つ注意点があります。発熱の問題です。
CPUの問題ではありますが、負荷をかけた際の発熱がひどいです。4K動画再生時などではファンが結構な音を立てて回ります。しかし熱の排出口は背面にしかなく、ここを塞いだら熱の排出がうまく行かなくなってしまいます。その場合PCに物理的な負荷がかかり、寿命を縮めてしまう可能性があるので要注意です。特に布団やベッドなど柔らかいものの上において作業をすると排出口が完全に塞がれてしまいとんでもなく熱くなります。机などの平らなところにおいて作業をするように心がけてください。
その他機能
DAZNもきれいに映る
今回DELLさんにはDAZNの一ヶ月無料コードもいただきました。ありがとうございます。XPS13で視聴してみた感想ですが、とても精密に再生できるなと言う感じです。
無線LANでのストリーミング再生だと時々フレームレートが落ちたり画質が悪くなったりするわけですが、特にそういう現象は発生しませんでした。我が家のWi-Fi環境がたまたま良かったからかもしれませんが。
主にサッカーの試合を見ていたのですが、XPSの画面の綺麗さのおかげでボールの位置はもちろん、選手の背番号まではっきりと視聴することができました。多少は潰れると思っていたのでびっくりです。
スポーツ観戦をされるという方にも不満なく使えるかと思います。
トラックパッド
家にいる際はマウスを接続して使っていましたが、外に持ち運ぶときは億劫なのでトラックパッドで操作していました。そこで驚いたのがトラックパッドのスベスベ感!
どんな素材を使っているのかは知りませんけど、とにかくスベスベなんです。触ったときにスーッと指をスライドすることができます。Matebook13は若干指に抵抗を感じるのでそれに比べてこれは素晴らしいトラックパッドだと思います。
SDカードスロット嬉しい。Type-C3つもいる?
拡張性についてです。
見ていただければわかりますがなんとType-C端子が3つもあります。確かにこれからの時代は確実にCが普及していきますし、私も身の回りをCで統一し始めているので搭載してくれるのは大変ありがたいのですが、3つも必要かな・・・。まだA端子も現役ではあるのでC端子2つを生贄にA端子を1つ搭載してくれれば嬉しかったです。まあ多いのに越したことはないですからね。変換アダプタ(後述)も付いてるし良しとしましょう。
SDカードスロットが搭載されているのは非常にグッド。カメラからのデータ移動などで何かと使う機会が多いSDカードですがカードリーダーを持ち歩くのは結構嵩張るし、接続がめんどくさいんですよね(A端子なのでC端子への変換アダプタをかませる必要アリ)。ですので直にSDカードを接続できるっていうのはかなり楽で便利です。
シャットダウンが好き
シャットダウンが好きっていきなりなんだよ、頭おかしくなったのか?とお思いの方もいらっしゃるかと思いますが僕は至って真面目です。こちらを見てください。
電源を落とす際はキーボード斜め上にある電源ボタンを長押するのが手っ取り早いのですが、その際にこんなUIが出現します。
文字通り、画面を下にスライドするとシャットダウン完了です。これがですね、これがとても良いんですよ。なんか幕を閉じるようでいい感じです。うまくいえないのですが一言で表すとエモい。触ってみればわかるはずです。エモい。スッとシャットダウンすることができます。
もしかしてこれタッチ搭載Windows10機なら標準で付いてるんですかね。タッチ搭載モデルを初めて触ったのでよく知らないのです。あしからず。
WEBカメラについて
WEBカメラについてです。前述の通り三辺ベゼルレスのため、通常のノートPCであれば画面上部に搭載されているであろうカメラが下ベゼルに移動しています。
最初見たときはこれ鼻の穴が映るんじゃね?と考えていたのですが、幸い鼻の穴がskype会議でさらされることはありませんでしたのでご安心ください。
ただ、鼻の穴が映らないからと言って決して使い勝手のいいものではありません。
友人とskype通話をしながら試してみました。まず普通のノートPCと同じようにビデオ通話を開始すると首から下だけが相手に送られます。これはカメラ位置が低い故に撮影範囲も低くなってしまうからですね。一昔前のニコニコ生放送の雑談枠みたいな映像になります(伝われ)。その場合、ちょっと画面を大きく開けば解決するのですが、これもまた難しいのです。開きすぎると顔を通り越して天井が移ります。開く角度が小さいと鼻から下が映ります。この調整に結構な時間がかかります。
また、カメラ位置が画面とかなり離れているせいで目線が全くカメラに向きません。相手から見ると常に上を向いている状態です。
もし頻繁にSkypeやDiscordでビデオ通話をする予定の方はそこらへんを覚悟しておいたほうがいいです。
付属品
最後に付属品についてです。今回同封されていたのは充電器とUSB-A to C変換アダプタでした。
グチャグチャですみません。見てわかる通り線がかなり太く硬いです。ですので一旦付いてしまった曲がり癖を治すのがかなり難しく、どうしてもぐちゃぐちゃになってしまいます。あと結構重いです。持ち歩くにはちょっと不便だと思います。長さや充電速度には文句ありません。
端子はもちろんType-C。
独特な形をしていますが45wなのでXPSを他のPD対応ACアダプタで充電することも、逆にこのアダプタで他の端末の充電も可能かと思います。そこらへんの規格は複雑で私もすべて把握できてるわけではないので保証はできません。あしからず。
こちらが変換アダプタです。小さいのでかさばらず便利です。主にマウスを接続して使ってましたが特に不具合などはありませんでした。
まとめ:動画視聴には最適
というわけで、良いところと悪いところをまとめてみようと思います。
〈良いところ〉
- デザインが良い
- 画面が綺麗
- 4Kディスプレイすごい
- タッチパネル地味に便利
- ハイスペック
- トラックパッドスベスベ
〈悪いところ〉
- キーボード打ちにくい
- 発熱ひどい
- カメラが微妙
総じて良いパソコンだと思います。Officeなどの軽作業にはもったいないほどのハイスペックです。ディスプレイが美しいのでストリーミングサービスなどを使った映像を頻繁に見る方にはかなりおすすめできますが、その反面、キーボードが打ちにくいのでこういったブログやプログラミングなど多くの文字を入力する方にはあまりおすすめはしません。
また、私が持っているMatebook13と比べても一長一短だと感じました。映像を多く見るならXPS13、文章を打ったり軽作業を多くする方には作業範囲が広くキーボードが打ちやすいMatebook13ですかね。
ノートPC初心者でYouTubeをたくさん見るなんて方はとりあえずこれを買っておけば良いと思います。(もっとスペック落としたモデルでもいいかも)
残念なことに8月5日現在、今回ご紹介したXPS13(9370)の在庫はないようです。XPS13(9380)という後続機はDELLのオンラインショップにて15万(ほぼ同スペック)ほどで販売中です。こちらはカメラが上部に付き、Office付属のものとなります。
もし興味がある方はご購入を検討してみてはいかがでしょうか。
最後に
ということでDELLのノートパソコンXPS13(9370)の紹介でした。
モニターとして端末を借していただいたDELLさんに感謝を申し上げるとともに御暇させていただこうと思います。ありがとうございました。それでは。
なお、この記事は8月中旬にかけて管理人が忙しくなるため十分な推敲なしで公開したものです。時間が空き次第修正や追記などの更新を予定しています。