おはようございます、Syunです。雨が続いたせいで愛用しているママチャリが錆びだらけになりました。
Xperia8を買いました
先日、Xperia1が(指紋認証以外)素晴らしいとのレビューを書きましたが、ふと思ったんです。「こんなにスペック高くなくて良くないか?」と。正直Twitterさえ出来れば良いので1ほどのハイエンドは正直必要ないのです。
21:9の画面比でスペックはそこまで高くなくて、ほどほど安い端末が欲しいと某オークションサイトをうろうろしていたら、安めのXperia8を見つけ、思わずポチってしまいました。
と言うことで今日はせっかく1と8が手元にあるので比較レビューを書いていきたいと思います。
基本スペック
ではまず基本スペックを貼っていきます。
Xperia8(SOV42) | Xperia 1 (802SO) | |
CPU | SnapDragon 630 | SnapDragon 855 |
メモリ | 4GB | 6GB |
ストレージ | 64GB | 64GB |
ディスプレイ | 6インチ・LCD | 6.5インチ・有機EL |
解像度 | 2,520×1,080(FHD+)/ 21:9 | 1644×3840 (4K) / 21:9 |
アウトカメラ | 12M+8M | 12M+12M+12M |
インカメラ | 8M | 8M |
生体認証 | 指紋 | 指紋 |
MicroSD | ○ | ○ |
イヤホンジャック | ○ | × |
充電 | Type-C | Type-C |
※管理人調べ
CPUから分かるように全体的にスペックを落としたミドルレンジモデルです。
CPUはSnapDragon630と、まさかの2年前のミドルCPUです。未だに630使うのか…。正直730あたりを載せて欲しかったところ。まあミドルレンジだしこんなもんですかね 。そもそも我々がHUAWEIとかXiaomiの超次元ミドルレンジ(ゲームも普通に出来る)に慣れすぎてしまったというのもあるでしょう。
RAMは4GB。妥当なところかな。そこまで重い作業しなければ問題なし。
あとはディスプレイの解像度が落ち、素材が変わり、カメラの数が減ったあたりでしょうか。ディスプレイはFHD+はあるので特に悪いわけでもありません。有機ELではありませんが、極端に発色が悪いとかそういうことでもないので、普段使いであれば問題ないです。映画とかアニメとか見ると色味が少し有機ELと比べて劣るかなレベル。ちなみにiPhoneSE(2020)のディスプレイが1,334 x 750なので、実はこっちの方が解像度が高いです。まあ、iPhoneが低すぎるってのもあるんですけどね。FHD表示できないとか令和においてどうなのよ。
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Xperiaシリーズ内での位置づけは最下位のミドルレンジです。海外では10が発売されていますが、8はそれをベースにスペックダウンを図りおサイフケータイを積んだモデルとなっているようです。なのに正規販売価格は10より2万円ほど高くなっていました。どう考えても「日本人はSONYブランドなら何でも買うしスペックダウンして値段高くしてもええやろ」的な思考が働いているのは明らかで、そういうとこだぞというツッコミを入れざるを得ません。
なお、数字が近い5は1を小さくした物なのでスペックは月とすっぽんです。
1=>(小さく)5>>>>10>8
というスペック順になっております。うーんややこしい。サムスンあたりを見習ってアルファベット+ナンバリングにして欲しいところです。
ちなみに後続機で現在絶賛発売中のモデルは1Ⅱ(マークツー)と10Ⅱ(マークツー)になっております。そもそも10を日本投入していないのになぜかマークツー等と名付けて売り出し始めるあたり、ほんとネーミングセンスねーなとしか言い様がありません。ゲーム部門を見習え。
デザイン
ではデザインを見ていきたいと思います
フロント部分ですが、見ての通り上ベゼルだけなぜか長いです。なんじゃこりゃ。
なぜこうなった…。正直めちゃくちゃ不格好でダッサいです。Xperia1・5みたいに上下ベゼルの幅は同じにして欲しかったところ。
上の写真に写っていますが。右側面には音量ボタンと電源ボタン(指紋認証内蔵)が配置されています。1とは違い指紋認証が電源ボタンに内蔵されている上、認証精度もこれまでのXperia並み(後述)です。左側面にはSD/SIMカード挿入口以外ありません。
背面至って普通といたところです。上部中央にカメラが2つ配置されており、その他はロゴだけ。もちろん「>>5G」とかは書かれてないです。
余談ですけど、docomoは5Gロゴを5Gアンドロイドに無理矢理貼り付けてますが、auはやらないんですね。まああの5000兆円欲しいみたいなクソダサフォントが背面にあったらマジで売り上げに響きそうだし賢い選択だと言えるでしょう。それにしてもなんであんなロゴを採用してしまったのか本当に謎です。誰か止める人間はいなかったのか。アレが5Gの高速さを示せていると思ってるなら10年ぐらい時代が古い…。家電量販店で3社の5Gロゴが並んでるところを見るとどうしてもauで笑ってしまう。
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本体左上にはもはや懐かしさすら感じる3.5mmイヤホンジャックがあります。私は有線イヤホンをほとんど使わなくなったのですが、未だに需要はありますし搭載しておいてマズいことは特にないと思います。Xperiaなので当然ハイレゾにも対応してます。今はストリーミング全盛期なので、flacファイルを持ってるようなオタクはこんなスマホ買わないでしょうけど。
充電端子はTypeCです。中央から若干ずれてるのが気になる。ズレてる端末はあんまり見かけないですが、iPhoneXR・11のLightning端子も実はずれているので、液晶を採用した端末特有の問題だと思われます。
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Xperia1と比べて…
さて、では今回のメインであるXperia1との比較を行おうと思います。一長一短なんですわこれが。
良いところ
まともな指紋認証
Xperia1は指紋認証の精度が妙に悪く、毎回パスワードを入力しなければならなかったのですが、8はしっかりと認識します。見た目が今までのXperiaシリーズに搭載されていた物と同じ銀色をしているので、おそらくですが同じ物が使われているのではないかなと思います。Xperia1は肌触りがガラスみたいでいいんですけど、いかんせん認証精度が異常に低いのでね…。
また、1とは違い、電源ボタンと指紋認証が一体化している点もグッド。権利関係やらなんやらがどう落ち着いたのかは知りませんが、前みたいに一体型に戻ってくれて俺は嬉しいよ。まあ、電源ボタンが出っ張っていないので押しにくいというのは相変わらずですが(側面指紋認証全てに言えるけど)、1より電源ボタン周りは確実に使いやすくなっています。
よりコンパクトに
サイズが1から一回り小さくなっています。1も細長くて持ちやすかったのですが、より持ちやすくなりました。QWERTYキーボードも片手で余裕で打てます。
重ねてみました。画面に対して本体は思ったより小さくなってません。1と比べてちょっとベゼル幅があるからだと思われます。特に謎の上ベゼルのせいで縦幅がほぼ変わらないという。もうちょっとこれどうにか出来なかったのか。
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21:9最高!!
これもう一兆回目ぐらいになりますけど、21:9の画面比が最高です。縦の情報量がそこら辺のスマホとは段違い。もう普通のスマホには戻れません。
こちら1と8の比較です。自動で文字サイズが調整されるのでほぼ表示される情報量は変わりません。これは素晴らしい。
小説などは少し小さすぎて読みにくいですが、SNSやウェブページ等は情報量が多く、スクロールせずに一気読みが出来るのでとても便利です。
いちおうSONYとしては「シネスコサイズという映画の画面比なのでこれで映画を観てくれ」と言うことらしいのですが、映画なんかよりYouTubeやニコニコ動画やプライムビデオでアニメを見たりすることが多く、それらの動画の多くは16:9なので映画の没入感がすごいと言うのはいまいちです。逆に横に大きな帯が入ってしまうので動画視聴には不向きかも。
どうもSONYはアピールが下手なんだよなぁ。映画じゃなくてSNSやウェブが見やすいことを宣伝すればいいのに…。
悪いところ
貧弱なスペック
はい、Xperia8の何が気にくわないかと言われたら一番にこれが思い浮かびます。スペックが貧弱すぎる。
Xperia1はAntutuスコア42万というぶっちぎりの高性能で、冒頭にも書きましたが重すぎるゲームとか動画編集とかしなければそんなスペックは必要ないんです。だから8を買ったのですが、思いのほかスペックが悪すぎた。
こちらがAnTuTuスコアです。11万とかなり低い数字が出ました。ゲームはほとんど出来ないような数値です。でもこの程度の数値であることは事前に知っていたので特に驚きもなく、普通にSNSをみてウェブを見て…みたいな事は出来るんだろうなト考えていました。
ところがどっこい、実際に使ってみるとスクロールがカクつく!ホーム画面が重い!アニメーション時のフレームレートが落ちる!
と、ちょっとビックリするような動作でした。まず、スクロールが重いです。出来ないわけではなく、ものすごくカクつくんです。これでも別に問題ないという人もいるでしょうし私の知人にもそんなスマホを使っている人はいますが、私はスクロール時に画面がカクカクする現象が大嫌いでイライラしてしまいます。ここまでとは思わんかった…。
それと大体何をしても重いです。もっさりです。メルカリを開いても乗り換え案内でルート検索してもいつも重く、ハイエンドのようなサクサク感は全くありません。
唯一救いだったのがキーボードで文字を入力した際にラグがほぼないことで、これのおかげでSNSなどへの書き込みは難なくこなすことが出来ています。
もう少しマシなCPUを積んでくれていれば完璧な端末だったのになと思います。少なくともこれを2年使い続けるとかは僕には無理です。
一応弁護しておきたいのですが、SNSやウェブページも表示に時間がかかったりカクカクしたりするだけで中身は普通に見れます。アプリなども起動・動作が遅いだけで普通に機能はしますし、RAM4GBなのでアプリ切り替えしたらアプリ再起動かかるなんて事もありません。ただCPUが貧弱なだけです。
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もっと酷いカメラ
Xperia1の日記でカメラがイマイチと書きましたが、8はもっとイマイチです。俗に言う飯マズカメラ。(まーもともと期待してませんでしたが)
Xperia8 pic.twitter.com/6uSOYbsy8o
— Syun (@Link_syun) 2020年7月27日
こちらがその画像。なんか変なフィルターかけたみたいで、ラーメンが普通にまずそう。
— Syun (@Link_syun) 2020年6月18日
ちなみにこちらが同じラーメンをRedmi note 8 Proで撮ったもの。これもこれで少し調整しすぎかなと思うところはあるものの、まだラーメンが美味しそうに見える程度には普通の写真です。
メロン pic.twitter.com/8Jw2eYc7S0
— Syun (@Link_syun) 2020年7月27日
こちらXperia8で撮ったメロン。やはりなんか色味が変というか、フィルムカメラで撮ったようなノスタルジックな写真になってしまっています。
もともとXperiaのカメラはそこまで性能が良いわけではなく、むしろ悪い部類に入るというのは1で再確認していたわけですが、Xperia8のカメラはそれを上回る悪さです。僕は日常はiPhoneで、旅行先では一眼を使うので別に問題ありませんが、カメラも結構使う予定でこのスマホを買ってしまうと結構厳しいところがあるのではないかと思います。検討してる人要注意。
思うにSONYはどうも色味を無理矢理強調するような調整をしているっぽいので、それが飯マズカメラと呼ばれてしまうんだと思います。Twitterとかで調べると、風景写真はそれなりに綺麗な物が撮れる時もあるようなので、そこら辺を被写体とするなら悪くないかもしれませんが、飯はNGです。少なくとも、目に映ってる景色と同じ色が写真に映ることはありません。必ずどっからしら強調されてしまいます。うーん、あんまり良くないと思うんだけどなぁ…。
謎の上ベゼル
あと不満点と言ったら、何度か触れていますが謎の上ベゼルです。
こいつのせいで妙に不格好です。少し長くなってもいいから上下ベゼルの長さを統一してくれていれば見た目完璧だったのですが…。
持ったときにどっちが上かわかりやすいという利点があったりもしますが。
結論
結論から言えば、Xperia8はまあまあな端末だと思います。SNSやウェブをよく見る・重い動作にも我慢できる人にはオススメの機種です。
前回の結論を繰り返すようですが、Twitterやらネットサーフィンやらをする人なら21:9は格段に効率が上がってものすごくオススメできる画面比なので、一度体験してみた方がいいです。8はもう相場3万前後で安いので、その入門機としては良いと思います。
ただし、重いゲームやら画像編集やらをする予定があったり、スクロールが重い事に耐えられないような人にはあんまりオススメは出来ません。あとカメラを使う人にも。
一言で言えばTwitter専用機です。
Twitterやる人は一度使ってみることをオススメします。マジで。
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購入
もう10ヶ月前の端末になるのですでに中古市場に出回っています。値段も3万円前後なので、特にこだわりがなければどっかの中古屋で買うことをオススメします。一応auのオンラインショップにも新品在庫はあるようです(7/28現在)。
www.au.comこちらauの公式ページです。
追記:SIMフリー版が公式から発売されました
キャリア品というい事でSIMロックや対応周波数など制約があったXperia1系ですが、SONYの公式ストアにてSIMフリー版が発売を開始されました。
SIMフリー版「Xperia 1 II」「Xperia 1」「Xperia 5」登場 - ケータイ Watch
5G対応のフラッグシップスマートフォン『Xperia 1 II』など、3機種のSIMフリーモデルを日本国内向けに発売 | プレスリリース | ソニー
ソニー、約3万円のSIMフリースマホ「Xperia 8 Lite」発表 MVNOに供給 - ITmedia NEWS
発売されているのはXperia1、Xperia1Ⅱ(マークツー)、Xperia5、Xperia8(8 Liteと言う名前ですが中身はほぼ同じです)。
フルセグ非搭載・1のみFeliCa削除とちょっとキャリア版より劣るところもありますが、キャリア特有の変なプリインアプリもないし、国内バンドほとんど網羅しているしで、今買うなら断然こっちです。
なお、Xperia8Liteは現状MVNOからのみ購入できるようです。
IIJmioであれば端末のみでの購入が可能ですので、8Liteが欲しい人はここから。
ツイ廃のみんな、Xperia買おう!
ということで今日はざっくりXperia8のレビューでした。まだ梅雨明けせずジメジメした天気が続きますが、体調などを崩されないようご自愛ください。
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ではでは。
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