おはようございます。Syunです。2023年ももう3分の2以上が終わったらしいです。あまりにも早すぎるのでスタンド攻撃じゃないかと最近疑っています。
AirTagの互換品を買った
私は昔からずぼらなので忘れ物や紛失物が多く、旅行先などでも何度も物をなくしそのたびに時間と金を無駄にしてきました。例を挙げると、財布(しょっちゅう失くす)、スマホ(車やバスの中に落とす)、一眼レフ(新幹線の中に忘れたことある)、三脚(今までで3脚失くした。ギャグではない)等々……。
最近は飲食店や電車を降りるときに自分の座っていたところを振り返り、小声で指差喚呼するようにしていますが(割と減った)、仮に失くした際でもすぐに追えるように、よく落とす持ち物全てに忘れ物タグを付けることにしました。「忘れ物タグ付いてるから指差喚呼テキトーでもヨシ!」ってなるような気がしなくもないですが。
ここ数年で着実にAppleエコシステムに組み込まれつつある私としてはAirTagが一番の候補に挙がりました。Apple IDと紐付けることでiPhoneやMacBookから追跡できますし、「探す」の機能により市中のiPhoneが追跡してくれるので他社のスマートタグより精度が高いはずです。……ですが、一つ4,780円はさすがに高すぎる。
セットで安くなるとはいえ4つで15,980円です。実は発売当初に一つ買って財布に入れてたんですけど、微妙に分厚くて邪魔なんですよね。デザインは良いんだけれども。
そういえばAirTagを買いました。結構物をなくすので安心感がある。
— Syun (@Link_syun) November 17, 2021
ただ想像より分厚くて財布に入らなかったんでどうしようか悩んでる。 pic.twitter.com/KjkMMekUaC
ですが、AppleのFind My(「探す」アプリ)はサードパーティにすでに解放されており、AirTagではなくても同じような機能の製品が市場に出回り始めています。要するに公式認定済みの互換品ですね。
そこで、価格がそれなりに安くてFind Myに対応している製品を色々比較して以下の商品を買いました。簡単にですがレビューしようと思います。
Anker Eufy Security SmartTrack Link
今回購入したのはAnker Eufy Security SmartTrack Linkです。充電器やモバイルバッテリーでお馴染みのAnkerが展開するEufyというブランドの忘れ物タグになります。
主な機能としては
・専用アプリでの追跡(音で捜索可能)
・Find Myでの追跡
の2種類です。AirTagと違いUWB(近距離センサ)には非対応ですが、Find Myシステムに対応してて大体AirTagと機能は同じ。お値段4つで9,990円。1つあたり2,500円程度です。お安い。
他にもFind My対応のサードパーティ製品はあるんですが、今回Ankerを選んだのは電池交換が出来るからです。数年前に購入したTile等も最新モデルではFind Myに対応しほとんど同等の性能を持っていますが、ユーザでの電池交換は出来ないという作りになっています。大体これらの電池持ちは1年前後のため、いくら本体が安くても1年ごとに買い直しが必要になってしまうわけです(※実は非公式で電池交換出来るんですが)。
開封してみた
ということで早速開封してみました。箱の中身は至ってシンプルで、タグが4つと説明書が入っています。
説明書は多言語で書かれており、ちゃんと日本語もあります。文法などもまともです。
デザイン・AirTagとの比較
取り出してAirTagと五百円玉を並べて比較してみました。
円形のAirTagと比べ角が丸められた四角になっており、サイズ自体は一回り大きい印象です。外装全てがプラスチックなので、ステンレスが使われているAirTagに比べて大分軽いです。
ただし、デザインは(軽いのも相まって)かなりチープに感じます。まあ、自分としては別に忘れ物を追跡できればデザインがチープだろうと文句はないんですが。
厚さも比較してみます。AirTagは楕円形に盛り上がっているのに対し、Eufyは平たく、薄いです。AirTagはデザインこそ良いものの、財布に入れると妙に分厚くなって邪魔だったので、平たく薄いのはとても良いと思います。
AnrTagが別売りのケース(めっちゃ高い)を付けないとキーホルダーとして鞄などにぶら下げられないのに対し、Eufyの方はストラップホイールが付いているためそのまま吊り下げられます。非常に便利です。
背面にはQRコードと「SCAN ME IF FIND」という文字が印刷されています。
QRコードの先はEufyのサイトになっており、タグが紛失モード(後述)になっていた場合、落とし主の連絡先情報やメッセージが表示される仕組みです。拾い主が連絡できるような仕組みがあるのは便利ですね。
前述の通り、ユーザが電池交換をすることが可能です。ボタン電池はCR2032というごくごく一般的なものなので、コンビニなどでも入手可能です。
なお、故意にタグの付いたものを盗まれた場合、ボタン電池を抜かれてしまえば追跡できなくなるのでは……という懸念がありますが、それはAirTag等も一緒なので仕方ないと割り切るほかありません。盗む方が悪い。
設定する
早速iPhoneで設定を行い、普段から持ち歩いて紛失リスクが高い財布と鍵にタグを付けて、外出してみました。
eufy securityで使う
前述の通りこのタグは公式アプリと「探す」アプリの2通りで設定できます。まずはeufy securityで設定してみました。
まずは公式アプリをダウンロードします。どこにもAnkerの文字が見当たりませんが、これが公式です。
App store:「eufy Security」をApp Storeで
Google Play:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.oceanwing.battery.cam&hl=ja&gl=US&pli=1
Eufyは防犯カメラやロボット掃除機などのスマートホーム家電ブランドで、このアプリはそれらを制御するためのものらしいです。忘れ物タグも一応スマートホーム家電扱いになっている模様。
初回起動時にはアカウント登録が必要です。
ログインしたら「デバイスを追加」を選択します。なお、スマートホームアプリなのでデバイスの登録場所を部屋や家ごとに分けられる(フォルダみたいな機能)ようですが、今回は忘れ物タグしか使わないのでデフォルトのまま設定しました。
iPhoneのBluetoothをオンにして、SmartTrack Linkを選択します。
画面の指示に従ってタグを押します。ものの30秒もかからずペアリングが出来ました。
タグには一つづつ個別の名前を付けることが出来ます。
以上で公式アプリでの設定は終了です。数分で設定できて非常に楽でした。
「探す」アプリで設定
次にiPhoneに標準でインストールされている探すアプリにタグを設定します。公式アプリとは別で設定する必要があるみたいです。
アプリを開いたら右上の「+」マークをクリックし、「その他の持ち物を追加」を押下します。
Bluetoothデバイスの検索が始まるので、公式アプリの時と同じように真ん中を音が鳴るまで長押しします。
検出されたので「接続」をクリックします。
Apple IDに忘れ物タグが紐付きました。これで同じAppleIDでログインしている他デバイスでも位置情報を閲覧できます。
追跡してみた
設定し終わったので、頻繁に無くす鍵と財布にタグを付けて、外出してみました。
まずは探すアプリから動作しているか確認してみます。
おお、特に問題なく追えています。自分が所持している時には「自分が所持中」という表記が出るようです(AirTagと同じ)。
また、ある日に職場に鞄を忘れて出かけときには、iPhoneに「2個の持ち物が手元から離れました」という通知が来ました。
職場から100m離れた程度で通知が来たので、かなり精度が高いと感じました。これなら忘れ物とか置き引きとかにもすぐ気づけますね。取り戻せるかは別として。
サウンド再生や紛失モードのオンオフなどもAirTag同様にアプリから行えます。
探すアプリから設定できるこの紛失モードはおそらくAirTagと同等のもので(Apple IDと紐付いてる)、eufyアプリの紛失モードとはまた異なるもの……のようです。おそらく。
次にEufyアプリでも確認してみます。
こちらも問題なく追えています。若干位置がずれているような気がしますが、誤差の範囲内でしょう。
Eufyアプリでは探すアプリとは若干使える機能が異なるようで、「スマホを鳴らす」という機能があります。これは忘れ物タグを押すとスマホの方が鳴る(通知が来る)という代物で、忘れ物タグは手元にあるけどスマホがどっか行ったという際に便利です。
また、ファームウェアのアップデートを行えます。たまにバグ修正のアップデートが来ます。
基本的な機能としてはこの程度です。基本的にはアプリを開いて現在地を見れるだけのモノですが、電車とかに置き忘れた際にどこに行ったかをリアルタイムで追えるのでとても便利だと思います。精度も高く、忘れ物をしょっちゅうする人間としてはとても重宝するガジェットです。
終わり:もうこれで良いじゃん
ということで、簡単にですが、Anker Eufy Security SmartTrack Linkを買った話でした。
思っていたよりAirTagと大差ない機能でとても便利でした。
ほぼAirTagと同機能で薄く軽い、おまけにストラップホールも開いていて値段もお安い。Apple印がどうしても欲しいんだ、みたいな人以外はこれを選んでも何ら問題ないと思います。
そんでもってAmazonの大規模セール時にはより安くなったりします。プライムデーとかにチェックしてみると良いでしょう。
自分はもっと買い足して身の回りのありとあらゆるモノに付けるか検討中です。でも折りたたみ傘とかだったら、本体より付けた忘れ物タグの方が高いという事になりかねないので、付けるモノは買い直す金額と忘れ物タグの価格&探す労力とを天秤にかけて選ぼうと思います。
ではでは。