おはようございます。Syunです。暑いですね。
- 忘れ物タグに興味あり
- 忘れ物タグとは
- Tileがファミマで880円
- 実際に買ってみた
- 設定してみた
- 使ってみた感想
- まとめ:家の中では使えそう。旅行は無理そう
- 購入はファミマで。北海道民はAmazonで。
- 公式サイト
忘れ物タグに興味あり
突然ですが、僕は旅行した際の忘れ物が酷いです。最近ですと神戸から大阪に向かう際に阪神に乗ったのですが、カメラの三脚を車内に置き忘れてしまいました。多分近鉄奈良まで輸送されたと思いますが、問い合わせても見つからず。京都から大阪までJRで移動した際に折りたたみ傘を忘れ、姫路まで輸送したこともありました(見つからず)。結構前になりますが、青森へ旅行する際、東京駅で青森の観光雑誌を買い、新幹線でそれを読みそのまま車内に置き忘れるなんてこともやらかしたことがあります。あとは洗顔剤やら髭剃りやらが入った入浴セットを温泉施設に忘れるとか、買ったばかりのペットボトルをどっかに置き忘れるとか、まあとにかく旅行すると忘れ物が多くなるんです。
今はまだ財布とかスマホとかを忘れたことはありませんが、いつ忘れてもおかしくない…、と言うことで最近私は忘れ物タグというヤツにちょっと興味を持ってました。
忘れ物タグとは
忘れ物タグというのは、その名の通り忘れ物をしないようにつけるタグの事です。と言っても名前が書いてあるだけの小学生がつけてるようなヤツではなく、Bluetoothでスマホと接続する立派なガジェットです。
いろんな会社が製造・販売をしていますが、大体は数センチ四方で薄く軽い、キーホルダーのような見た目をしています。そして、ユーザーは忘れ・失しやすい鍵や財布に忘れ物タグを仕込み、スマホと常時接続しておくことで場所を把握し、音を鳴らすことによって失くした際にいち早く発見することができます。
例としては鍵をなくした時にスマホから音を流して見つけるとか、Bluetooth接続が切れた場所を記録して無くした場所の検討をつけられるとかです。
ただ、GPSトラッカーではないので要注意。ここら辺は最後に注意点として書いておきますので、読み進めてください。
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Tileがファミマで880円
その中でも大きなシェアを占めているのがMAMORIO(マモリオ)とTile(タイル)。
で、昨日Twitterをぼーっと見てたらファミマでTileが880円で販売されているという記事を見ました。
travel.watch.impress.co.jp
販売されているのはTile MateというTileシリーズの中でもベーシックなヤツ。普通に買うと2000円ぐらいするのでこれはお得!と言うことで買いに行きました。
どうやら電池交換が出来る現行機ではなく、電池交換がユーザーでは出来ない一つ古いモデルらしいですが、1年ほど電池が持つらしいのでお試しとしては十分でしょう。
なお販売店舗は限られているようなので、以下のURLから自分の最寄りの販売店を探して下さい。
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実際に買ってみた
てなことで外は殺人的な暑さですが、体中に日焼け止めを塗りたくって一番近い対象のファミマ(片道2km)まで運動がてら自転車を漕ぎつつ行ってきました。汗で日焼け止めが落ちました。
入店して雑誌コーナーに向かうと…
お!早速発見。雑誌に紛れて売っていました。4つあるので全部買いたい所ですが、買って使いづらかったら困るのでここは1つだけ。
ということで買いました。税込み880円。安い。パッケージはかなり軽く、大きさも文庫本ほどです。
裏面には特徴が。
早速開封してみます。
じゃん。中に入っていたのはたったこれだけでした。Tile Mate本体とスタートアップガイド、サービス説明書の3つです。
Tile Mateは思った以上に小さく軽いです。近くにあったモノと並べてみました。汚え机で申し訳ない。左がiPhoneの純正ゴミ5W ACアダプタ、右はボールペンです(This is a pen例文を本当に使う日が来るとは)。500円玉より少し大きい位なのにBluetooth接続が出来て1年バッテリーが持つとかすごい。
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設定してみた
スタートガイドに従い設定を始めます。
まず始めに専用のアプリをダウンロード。
初めての人は新規登録をクリック。
Bluetoothをオンにしろと指示が出るのでオンにしたあと、Tile Mateとの連携が始まります。
指示通りTileの真ん中を押すと「素敵な」かどうかは置いておいて、何やらメロディが流れ始めました。
わずか数秒でペアリングが完了しました。へー早い。
その後はつけるモノを選べとか言われます。どうやら複数持つことを考えてタグ別に名前を分けるようです。取りあえず財布にしてみました。
これにて設定は終了。画面の指示に従い淡々とボタンを押すだけなので思った以上に簡単に設定できました。スマホに疎い人でも出来そう。
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使ってみた感想
簡単に使える
と言うことで使ってみましょう。
アプリ起動後はこんな画面が表示されます。例えば、財布をなくしたときは財布の欄の「探す」とタップ。
するとこんな画面に遷移し、Tile Mate から音楽が鳴り響きます。その音と画面に表示される緑のサークルを頼りに部屋の中を右往左往して捜し物を見つけるという仕組みです。
探すまでのプロセスが少なく、UIも洗練されているので誰でも簡単に扱うことが出来ると思います。探したいときにすぐ音を出せるというのは便利です。
音はそこまで大きくない
ただ、その見つけるための要である音ですが、本体が小さいことから予想できるようにそこまで大音量というわけではありません。
部屋の中であれば十分離れていても聞こえますし、特に問題は無いと思うのですが、駅とか街中の雑踏の中で鳴らすと離れすぎていては聞こえないんじゃないかという可能性はあります。その場合はサークルが大きくなる方向まで歩いて行って、音が聞こえたら音を頼りに探すというのが良いかも。
バッテリーはそこまで心配無い
この手の忘れ物タグって常時GPSとBluetoothをオンにする必要があるんです。そうすると湧いてくるのが「Bluetoothはバッテリー食うからいやだおじさん・おばさん」。
確かに数年前のBluetooth機器は結構バッテリーを食いましたし、間違ってはないのですが、最近のBluetoothは省電力化が進みそこまでバッテリーを消費しません。ですのでTileに関してもスマホの方のバッテリーは心配無いかと。
そもそも最近のiOS端末はWi-Fiが常時オン(コントロールセンターからオフにしても自動接続しないだけで機能自体はオン)なのでiPhoneからそういうツイートしてるTwitterユーザー見かけると笑っちゃうんすよね。一ヶ月前にCOCOA(接触確認アプリ)が配信されたときよく見かけました。これを読んでいる方はそんなこと言わずにちゃんとアプリぐらい入れましょうね。
要注意:GPSトラッカーじゃない
これは一番気をつけていただきたいのですが、Tileに限らず忘れ物タグというのはGPSトラッカーではありません。あくまでBluetoothでスマホと接続できるガジェットです。
例えば、電車に財布を置き忘れてしまった場合。一般の人が想像するのはアプリの地図上をタグが動いている=常に忘れ物タグの居場所を補足できる機能だと思うのですが、そうではありません!その機能を世の中ではGPSトラッカーと言います。
忘れ物タグとスマホが通信できるのはあくまでBluetoothの範囲内ですので、追えるのはBluetoothが途絶えた所までです。つまり、東京駅を降りた際に財布を忘れスマホとの接続が切れた場合、電車が熱海に行こうが宇都宮に行こうが甲府に行こうが千葉に行こうが、スマホに表示される忘れ物タグの位置は東京駅を指します。つまり「東京駅で落としたことは分かるから、そこから先は自分でJRに問い合わせるなりして見つけてね」というわけです。
多分忘れ物タグと聞くと、一般の人はGPSトラッカーの機能を想像してしまうと思うのでこれはしつこく言っておきます。
ただし、疑似GPSトラッカーのような機能はあります。それがTileコミュニティというサービスです。Tileコミュニティとは世界中のTileを他のTile持ち主のスマホが検知できる機能です。伝わる人がいるかは分かりませんが「すれ違い通信」のようなシステムですね。
前述の例を使うと、東京駅で接続が切れたTileが甲府まで行ったとします。失くしたユーザーのスマホには依然東京駅と表示されますが、甲府にて他のTileユーザーのスマホが失くしたTileと通信します。すると「あんたのTile甲府にあったよ~」と通知が来るシステムです。失くしたユーザーはそれで大まかな位置を把握できるわけです。
ただ、これは他のTileユーザーが検知した場合のみ可能なサービスですので、Tileユーザーが少ない地域では発見の可能性は大きく減ります。田舎に行くほど絶望的ですね。都会であればある程度は機能するんじゃないかと思います。
ジャパンタクシーのタブレットが搭載されているタクシーにはこれと同じ機能が埋め込まれているようです。タクシーの中に忘れた場合は常に追跡できるということ。便利。
ちなみに、同じようなサービスを提供しているMAMORIOはJR東日本や関東の大手私鉄と連携し、忘れ物センターに通知システムを設置しているようです。つまり「あんたのMAMORIOが東京メトロの忘れ物センターに届いたよ~取りに来てね~」と通知が来るわけ。ここら辺では対抗サービスに負けてしまってますね。
Premiumになると忘れ物アラートが使える
Tileは一度買えばあとの利用は無料ですが、Premiumプランというものがあります。
Premiumのメインポイントは「スマートアラート」。
これはTileとスマホの距離が離れた際に「忘れてね?」と通知してくれるサービスです。これのおかげで忘れ物にいち早く気づけると言うわけですね。
逆に言うとPremiumに入らなければ忘れ物には自分で気づかないといけないと言うこと。入らなければ、
気がついたら財布なくなってた!Tileと最後に通信したのは名古屋…。今京都。
なーんて事も起こりえます。
スマートアラートの他にログの保存だとか延長保証とかがあります。
値段は¥360(税込)/月 ¥3,600 (税込)/年。
大量に身の回りをTileで固めているのならともかく、1つだと少し割高な気がします。
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まとめ:家の中では使えそう。旅行は無理そう
はい、ではもう日も暮れたのでまとめたいと思います。今回、ちょっとだけですがTileを使って感じたのは「室内では便利そう」ということ。例えば、出かける前に財布や鍵を探すとか、TVのリモコンにくっつけておくとかならすぐ探せますし音も聞こえるので見つけやすいと思います。
ただ、私が期待してた旅行先での忘れ物防止を防げるかというと怪しいところ。さっきも述べましたが、Bluetoothが切れたらどこに行こうが追跡は出来ないので移動中になくしたらあまり意味がありません。Tileコミュニティでの追跡も出来ますが、過疎ってる所だと可能性は極めてゼロ。都心なら良いかもしれませんが、ド田舎でなくしたらもう追えないでしょう。しかもPremiumに入らないと忘れた瞬間に気づくことは出来ないので取りに行ける可能性も少なくなります。新千歳空港に忘れて、羽田に着いたとき気づいた、なーんてことじゃ意味ないですからね。
ということで家の中で頻繁にモノを失くして探す人や、都心だけに出かける人にはTileは極めて有能なガジェットです。オススメ。
ただし、旅行先での忘れ物を防ぎたい人にはPremiumに入らない限り必要ないかなと。
警察署とかに置いてくれればかなり追跡できる確率上がると思うんですけどねぇ。
購入はファミマで。北海道民はAmazonで。
ということでファミマで買った880円のTile Mateでした。
もう一度言っておきますが、置いているのはファミマ全店ではなく、対象店舗のみです。下記URLから調べた上で買いに行ってください。また、売り切れた時点で販売終了らしいのであしからず。
なお、近くにファミマがない人がほとんどであろう北海道民は諦めてAmazonで買いましょう。そもそも必要なさそうですけど。
今回ファミマで販売していたのはTile Mateというベーシックなヤツですが、他にも薄いカードタイプやノートPC等にはっつけるタイプもあるそうです。気になったら買ってみてください。
一人でもTileユーザーが増えればその分Tileコミュニティが広がり追跡出来る可能性が高まりますからね。
と言うことで今日はこの辺で失礼します。ではでは
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