おはようございます。Syunです。最近何かと忙しくてブログもまともに書けません。ストレスで一ヶ月5kg痩せました。喜んで良いのか悪いのか…
さて、そんなことより25日発売のWF-1000XM4を購入したのでレビューします。ただレビューするだけではなんかつまらんので、前モデルのWF-1000XM3と比較してみました。
WF-1000XM4について
今日レビューするWF-1000XM4(以下MX4)についてですが、どうせどっかの大手メディアが詳しい記事書いてるので特にスペックとかはまとめなくてもいいかな・・・(手抜き)。詳細を知りたい人はググってください。公式サイトはこちら。
超簡単に説明すると、XM4はSONYが6月25日に発売した完全ワイヤレスイヤホンです。SONYのTWS(完全ワイヤレスイヤホン)にはいくつか種類があるのですが、その中でも一番上に当たるモデルで性能も良いし値段も最上級になってます。競合としてはAppleのAirPods ProやSamsungのGalaxy Buds Proなどが当たるのではないかと。
その競合の中でも1位とよく評価されていた前モデルのXM3を昨日まで使っていたのですが、新モデルはそれ以上の音質とノイズキャンセル機能搭載という話だったので即日購入しました。
ちなみに、WF-1000XM4は「ダブルエフ せんエックスマークフォー」と読むと思われます。SONY製品名の語尾に付く数字は大体マークなんとかと読むようですね。なんだろう、いい加減製品に型番みたいな名前付けるのやめてもらっていいですか・・・?
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SONYストアでお買い上げ
ざっと購入した時の事を書いていきます。
XM4は家電量販店やAmazonでも販売されていますが、今回はSONYの公式オンラインストア,、ソニーストアから購入しました。というのも、SONY公式で買うと色々メリットがあるんです。
という事でこちらがソニーストア購入画面。予約開始した瞬間にアクセスしたんですがサーバーが混み合ってるのかなかなか購入できず苦労しました。・・・が、時間をおいてアクセスしたら普通に購入でき、後述の通り当日に届きました。
ソニーストアからの購入のメリットの1つとして、通常は1年の製品保証が3年に延長されることが挙げられます。ソニー爆弾とか怖いので長いのはうれしいですね。それに加え破損や水没水濡れなど、事故で壊してしまったときに保証が効く「ワイド保証」というのが3年2200円で入れるようだったので追加しました。3万円以上するものですからちょっとぐらい払っても保証は欲しいところ。買った1週間後に車で踏み潰して壊しちゃうということも考えられますし。
次。紛失あんしんサービスというのが1650円で付けられるそうなのでこれも追加。イヤホンの片っぽを失くした際に1回だけ5500円で買い直せるというサービスとのこと。まあ単純計算で片っぽ1万5千円しますし1500円ぐらい払いましょう。正直失くす自信あるし。
で、ここまで単純計算でお値段36,860円!
どひぇ~~~~たけ~~~~~・・・・・・・・・と思いましたがここから怒濤の値引きが始まります。
まず「定期クーポン10%オフ」で-3200円。
ソニーストアお買い物券で謎の -1000円。
ソニーデビットカードで決済すると提携カード値引きが働いて -980円。
合計 31,680円となりました。なんと延長保証やら紛失サービスとか付けたのに製品定価より安くなっちゃいました。ソニーさんありがとう・・・。
そんで注文してからかれこれ2週間・・・遂にブツが家に 届きました(正直すっかり忘れていた)。
開封
では前置きはここまでとして本題に入ります。開封からXM3との比較レビューをしていきましょう。
25日の午後に佐川急便から届きました。場所によって異なるのでしょうが発売日当日に配達してくれるのはうれしいですね。
箱にはSONYロゴが入ったテープが貼られてます。
じゃん!こちらがWF-1000XM4ですね。写真では伝わらないかも知れませんがめちゃくちゃ小さいです。あとビックリするぐらい軽い!というのも最近のSDGsの流行に合わせて紙製のパッケージなんですって。
物置の奥からXM3のパッケージを引っ張り出してきて比べてみました。これでどれだけ小さいかなんとなく分かると思います。XM4の方がコンパクトですが、高級感は正直XM3の方がありますね。まあ素材的に仕方ないでしょう。大切なのは製品の出来ですしね。
パカ。外の紙を剥がして開けてみたところすぐに本体が出てきました。これも紙で包まれています。
本体の後ろには説明書やイヤーピースが入っています。なんと驚くべき事にプラスチックが全くありません。全て紙です。そりゃ軽いわけだわ。環境には優しいけど高級感はあんまりありませんね。ぱっと見コストカットを感じなくもないです。
説明書は至って普通の食うな焼くなの注意事項が書かれてる物でした。イヤーピースはさすがにプラスチックで、本体にあらかじめMが付いており、パッケージ内に換えとしてS・Lが付属しています。XM3の時は通常イヤーピースS/M/Lと、コンフォートイヤーピース(ふわふわしたやつ)がS/M/Lが付いていたので少なくなりました。コストカットでしょうが、付属してきた新しいイヤーピースの完成度が高すぎる(後述)ので特に問題には感じませんでした。ちなみに付属ケーブルはUSB Type A to Type Cの15cmケーブルでした。C to Cのほうが良いのでは・・・と思ったけどまだまだAで充電してる人が多いんでしょうね。
デザイン
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小さい本体
じゃじゃ~~~ん。
こちらが新発売のWF-1000XM4です。こんな小さくて3万円ですよ。たけ~~~~。大切に使います。
デザインですが、前モデルのXM3と大幅に異なり丸いフォルムになりました。側面ほぼ全体がタッチセンサーになっており、それ含め全体的に光沢のない黒い素材で覆われていて肌触りはさらさらしています。
唯一金色(?)になっているのはノイズキャンセルや通話で使用するマイクとのことです。これが良いアクセントになっててかっこいいデザインです。
こちらが前モデルXM3とXM4との比較画像。前モデルが大分個性的な見た目だった反面、新型は一般的なTWSのフォルムに似た印象です。タッチセンサー部は大きくなり、SONYロゴが消えた(側面に移動)したのが分かります。
また、XM4にはLEDが付いていません。まあ正直、LEDが付いてたXM3で何か役に立ったかと言うと思い当たることはないのでなくしても問題ないと思います。
小さいケース
そして今回3番目くらいに感動したのがこれ!ケースがちっちゃい!!!!!
写真を見てもらえば分かると思いますが、XM3の結構大きかったケースが半分くらいまで小さくなりました。今まで結構ポケットの中で存在感を放つ大きさだったのがずいぶんと持ち歩きやすく。これ実際触ってみると分かりますがめちゃくちゃうれしいです。やれば出来るじゃんSONY!
あ、あと直立するようになりました。
実際に使ってみた
さて、デザインがよくなった事にひとしきり感動したら次は実際に音楽を聴いてみます。これが悪ければ全て台無しです。
初期設定
XM4がLDACという超音質で通信できるBluetoothコーデック(詳しくはググれ)に対応したので、普段使いしてるiPhoneではなくXperia 5Ⅱ(ファイブマークツーと読みます)に接続してみました。そろそろプレイヤー機能もAndroidに移行しようかしら。
なお、SONY製のイヤホン・ヘッドフォンの設定をするには専用のソフトウェアが必要です。
スマホのBluetoothをオンにして近くで本体を耳に装着すると自動で接続ポップアップが出てきます。SONY製品に限らずAndroidスマホとお高めなイヤホンには結構積まれてる機能で、大変便利ですね。AppleのAirPodsのパクりだけど。
専用アプリを開くと登録が完了して初期設定に移ります。一応アプリなしでも聴くことは出来るはずですが、機能の一部が使えないので絶対に初期設定はしましょう。
まず最初にアクティブサウンドコントロール機能の設定になります。これは歩いている時や周りの会話状況に合わせて自動的にノイズキャンセルをオンオフしてくれたり加減を調整してくれる機能です。歩いている時に周りの音(車とか)が聞こえないのは危険ですからね。すごい優しいんですが、XM3の際にオンにしていたら電車の乗り換えの時だけノイキャンがオフになるとか、ちょくちょく自動的に調整されてウザかったので導入しません。周囲の音を取り込むかの調整は自分でもイヤホンワンタップするだけで出来るので別に良いかな・・・。
次。装着状態のテストという画面に移りました。これはXM3の時にはなかった機能ですね。
どうやら自分の今付けているイヤーピースが耳の穴にフィットしているかどうかを確認してくれるらしいです。テストを開始するとなんか音楽がイヤホンから流れ始めます。多分それが漏れているかを外のマイクで拾って判断してるんじゃないですかね。もうすでに装着感で感動していたのですが(後述)、この機能でもっと感動しました。
私の結果は初期装着されてたMのイヤーピースでどっちもOK。確かに密閉されている感じがします。ていうかイヤーピースがめちゃくちゃ付け心地良い。
あとは360°リアリティサウンドの設定があるのですが、私はそもそもその音源を持っていないので抜かしました。
初期設定後、アプリから各種設定を弄れることが出来るます。ちょっと説明します。
まず上の写真の一番上「外音コントロール」はその通り、外音の取り込みの程度を調整できるモードです。周りの音が聴きたい時とかに弄ると良いでしょう。また、その中に「ボイスフォーカス」という機能がありまして、人の声だけを鮮明に聞こえるようにしてくれる機能です。人と会話することが多いとかであればそれをオンにしておくとイヤホン外さなくても会話できるのでめちゃくちゃ便利です。
次のスピークトゥチャットはXM4から付いた機能で、自分がしゃべり始めると自動的に会話の最中はノイキャンをオフにしてくれるものです。これ試してみたんですがすごいです。自分が声を発するとすぐに外音取り込みモードになって普通に会話できるようになります。ただ、こう言ったブログを書いているときの独り言にも反応してしまうので独り言が多い人は要注意。あと相手から話しかけられた時は機能しません。あくまでも自分が話さなければオンにならないのは難点かな。
イコライザーはお馴染みイコライザーです(環境大臣並感)。音の質感(といえばいいのか)を自分好みに調整できます。これ使うとゴリゴリバッテリーが減ります。
Bluetooth接続品質は「接続優先」と「音質優先」の2つがあります。前者にすると接続がAACかSBC(高音質ではない)に固定されます。後者にするとLDACで接続されますが、電波の干渉が強いところだと途切れる可能性がありますので要注意。まあそうそうないでしょうけど。
その他、タッチセンサーの挙動など、細かいところも調整できます。音声ガイダンスは初期設定では日本語になっていたのですが英語に変更しました。「Bluetooth接続しました」って毎回イヤホン付ける度に言われるのなんか嫌だったので・・・。
装着感
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早速音質について・・・と言いたいところですが、装着感について言っておかねばなりません。
WF-1000XM4の装着感めっちゃ良いです。
XM3は横長で個性的な形をしていたのでイヤーピースを耳に突っ込んでもイヤホン本体は耳に接せず浮いているような状態だったと思うんですよ。初めて付けたときには本当にこれで付け方合ってんのかな?と不安になったことのある人も多いと思います。それがXM4だと丸っこくなったので イヤホンが耳にすっぽりとはまり、大変装着感が良いです。2番目くらいに感動しました。
頭を振っても外れたりしませんし、違和感もありません。購入を渋ってる人には是非店頭で体験して欲しい。
また、新しくなったイヤーピースも大変耳障りが良く、密閉型イヤホンの難点である耳の穴への圧迫感が小さくなっているように感じました。前モデルには、「外の音が聞こえやすい一般型のイヤーピース」と「密閉感はあるけど耳への圧迫感もすごいコンフォートイヤーピース」の2種類のイヤーピースが付属していて、どちらも一長一短といった感じでしたが、XM4のイヤーピースはそのどちらの長所も受け継ぎ短所を補っている印象です。密閉感はあるけど圧迫感は薄い。もし耳の穴にイヤホン突っ込むタイプが苦手な人がいたら一度量販店などで試して欲しいです。
音質
いよいよ肝心の音質です。静かな部屋で実際に聴いて比較してみます。もちろんXM3とXM4は接続優先にして同じ端末(Xperia)から同じ音源を流しました。
先ほども若干触れましたが、Bluetoothイヤホンとスマホが音声データをやりとりする際にはデータの圧縮方式(コーデックと呼ばれる)がいくつかあって超ざっくり説明すると、どのガジェットも標準で対応しているSBC、Appleが開発したSBCの上位互換で高音質低遅延なAAC(Apple製品とAndroid端末が対応)、クアルコムが開発しているSBCの上位互換でAACよりも高音質低遅延なaptXとその進化形でハイレゾ相当の音が再生可能なaptX-HD(どちらもAndroid端末が採用)、SONYが開発しているaptX HDよりサンプリングレートが高く高音質なLDAC(XperiaやGalaxyなどの一部のハイエンド泥端末のみ)があります(ざっくり過ぎてオタクに怒られそう)。
ややこしすぎて訳分かりませんが、要は音質順に
LDAC > aptX HD > aptX > AAC > SBC と思っておけば良いです。多分。詳しい記事がありました。
WF-1000XM3はAAC接続が限界ですが、XM4は音質優先にすればLDACで接続されるので理論上は高音質になるはずです。ちなみにXM3はAAC,SBCのみ、XM4はLDAC,AAC,SBCに対応しています。aptX系に対応しないのはやる気が無いのか特許の問題なのか。iPhoneとAndroid両対応しているAACと、aptX HDより対応機種が多くて高品質なLDACを選んだって事ですかね。LDAC作ったのSONYだし。
なお、検証する際はDSEE関連(圧縮音源を高音質化する技術)は全てオフにしました(正直そこまで比較するのめんどい)。気が向いたら圧縮音源でもやります。
あらかじめ言っておきますが私は音楽のセンス皆無でオーディオオタクみたいに微細な音を聞き分けられる耳も持っていません。あくまで一般人の感想として読んでください。
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①、One Last Kiss(ハイレゾ)/宇多田ヒカル
シンエヴァの主題歌で話題の曲です。Amazon HDからハイレゾ音源(24bit/96KHz)をダウンロードして再生しています。
何度か3と4を入れ替えて聴きましたが、4の方が高音質だと感じました。もちろんXM3もすごい良い感じなのですが、XM4はそれ以上に細部が繊細というか、すごい細かい部分まで音が聞こえます(環境大臣並感)。特に最初のイントロの所はXM4の解像度がすごいです(語彙力)。また、歌声の後ろに流れているピアノがすごいクリアに聞こえる・・・気がします。
詳しくないので上手く言えないのですが、素人でもXM4の方が音が綺麗に感じました。これはマジです。音が良い・・・。
それとシンエヴァ面白いからみんな観に行け。
② 夜に駆ける(ハイレゾ)/ YOASOBI
はい、お馴染み『夜に駆ける』です。今調べたらなんと2019年の曲で、そんな前かとびっくりしております。moraから購入したこれもハイレゾ音源(24bit/48KHz)です。
これはめちゃくちゃ違いが分かって感動しました。明らかに違うのは高音の部分ですね。XM3だと高音が潰れているというか、なんかキーンというような音になってしまっているのですが、XM4だとそれがなくとても聞きやすい。具体的に言うと最初のサビの「騒がしい」がすごく高い音なんですけどこれがすごく綺麗に聞こえるんですね。すごい。また、後ろのドラムの音が超クリアです。こんな曲だったんや・・・。声の前に小さーく入るブレスも超鮮明に聞こえます。ハイレゾってすごいんですね(小並感)。
③LOVE TOGETHER / ノーナ・リーヴス
次は打って変わって男性ボーカルの曲(24bit/48KHz)。YO!みんな踊れー!(絶対零度)
こちらも後ろのギターの音が超細かく聞こえます。ボーカルの声はXM3よりXM4の方がなんとなく聴きやすいような感じがしました。なんというか、3の方は伴奏とボーカルが近いというか、ボーカルが伴奏に埋もれているような感じがします。好みでしょうが僕はXM4の方が好きです。他の曲と同じですが、後ろのシンバル(?)の高い音がXM3ではシャカシャカとした潰れているような感じがしましたがXM4は潰れずに聞こえます。
まあ私は特段耳が良いわけではないので正直、プラシーボ効果と言えばそうかも知れませんが、私的にはすごく違いを感じました。LDAC対応は伊達じゃねえな・・・と。時間がなくてまだ2曲でしか詳しい聴き比べが出来てませんが時間があれば圧縮音源とかCD音源とかも比べてみたいですね。
アクティブノイズキャンセル
では次にSONYのイヤホンの一番のウリであるノイキャンについて。ノイズキャンセリング(ANC)について知らない人はいないでしょうけど一応説明しておくと、外部の音をマイクで取得し、その逆位相の音をイヤホンから流すことで音同士を打ち消し合い無音を実現する技術です。具体的に言うと、装着すると周囲の雑音が聞こえなくなり、音楽に集中できる機能です。カフェなどで使うと周りの喧噪が消えて集中できます。
ANCはかなり高度な技術が必要になる(はず)なので、有名オーディオメーカー(BoseとかSONY)や有名スマホメーカー(AppleやSamsung)などが高いイヤホン・ヘッドフォンに付けています。AirPods Proで一般にも大分認知が広まった感じしますね。Appleは偉大。
Amazonに出回ってるどこぞの中華メーカーもノイズキャンセルを謳ってたりしますが、あれは大抵””通話時の相手に送る音声のノイズを軽減する””という意味なので要注意。決して装着すると周りの雑音が消えるわけではありません。最近はAnkerなどマジなANCを積んでるメーカーも若干増えては来ましたが…。
SONYはノイズキャンセリング技術では業界トップレベルで、ヘッドフォンのWH-1000XM4(紛らわしいですが頭にかぶるタイプのヤツ)は最早つけると無音になるレベルの性能らしいです。前モデルのWF-1000XM3も発売当時は完全ワイヤレスイヤホンの中では異次元のノイキャン性能で、大分騒がれた覚えがあります(ビックウェーブに乗って私も買った)。ただ、AirPods Proが1年後くらいに発売されて、それが同じような性能だったため、だんだん追いつかれて来てる感じはしていました。
業界トップレベルの座を再び強固にすべく、今回のWF-1000XM4(ややこしいですが耳に突っ込むタイプのヤツ)ではそのノイキャン性能がますます進化したらしいです。
XM3もかなりすごいのに、こんな小さいイヤホンにこれ以上のノイキャン性能を積めるのか…?と半信半疑だったので、実際に外に出てノイキャンを試してみました。
電車の車内(山手線)
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さて、やってきたのは埼玉県の首都池袋。ここからJR山手線に乗ってノイキャンがどれだけすごいかXM3とXM4で比較します。電車って何かとうるさいんですよね。レールと車輪がこすれてキーキー鳴るしガタンゴトン鳴るしアナウンスは頻繁にあるしモーター音はうるさいし周りの話し声とかもあるし。
乗ったのは25日17時頃の山手線内回り。ちょうど帰宅ラッシュが始まるぐらいで立ち客がちょこちょこいるかなと言う具合に混んでました。それでもコロナ前は考えられなかった空き様です。こりゃJR赤字になるわ。んで、肝心の雑音なのですが、スマホの簡易アプリで測ったところ65~85デジベルほどでした。平均75dBくらいですね。窓を開けているせいか結構うるさく感じます。調べると「大きな声を出さないと会話できないレベル」の騒音だそう。確かに。
そんな騒音の中で新旧のノイキャン比較をしてみます。被写体は私です。見苦しい写真で申し訳ない。
まずはWF-1000XM3。昨日まで付けてたヤツです。装着するとスッと周りの音が小さくなり、電車の走行音など耳障りな雑音が聞こえなくなります。うん、これ普通にすごいと思う。音楽をかけるともうほとんど周りの音が聞こえなくなります。そういや以前King Gnuが出演したCMがありましたが、あの感じそのままです。
正直これでも十分だとは思うんですが、確かに音楽流さないと走行音が聞こえたり、ドアの開閉音やブレーキ音が耳に届いたりするんですよね。全体的に外の音ボリュームが10から2になった感じです。特に高音は苦手のようで、女性の声のアナウンスはちょっと音量小さくなったくらいで普通に聞こえます。それはそれで便利なんですが、完全な静粛とは言えない気もしなくはないです。
ただ小さな音であることには変わりないので、音楽を流してる時はそれらは大体聞こえなくなります。大きいブレーキ音や女性のアナウンスが聞こえてくるかな程度。「次………品……です。………線は…………。」みたいな。
まあいつも通りだなと言う感じではい次はWF-1000XM4。
驚愕。
という言葉は多分こういう瞬間の為にあるんだと思います。いや、これすごいわ。付けた瞬間スッと音が聞こえなくなりました。音楽を流さなくてもほっとんど周りの音が聞こえません。XM3では時折聞こえていた走行音もドアの開閉音も、隣に無理やり連れてきていた友人の話し声も全然無くなりました。電車が走る振動はあるのに音は全くないという不思議な感覚です。XM3からの進化を一瞬で感じました。こりゃヤバい。
ただ高音は未だに苦手なのか、女性のアナウンス音だけ若干聞こえます。50m先にあるラジオから流れてくる音みたいな感じです。わざとそうしてるのかSONYの技術の限界なのかは分かりません。以前、群馬にある土合駅という所に行ったときのことを思い出しました。あの駅に一人取り残された時以上に無音。全体の音が10から0.2になったという感じです。ほぼ静寂。騒がしい山手線の中でこれだけ静かになるとか…やっぱSONYのイヤホンは…最高やな!(信者化)
音楽を流すともはや周りの音は聞こえません。耳に入ってくるのは流してる曲だけです。それ以外は無。存在しないに等しいです。多分鉄筋コンクリートで出来た地下室に一人閉じ込められた環境で音楽を聴くとこんな感じなんでしょうね。
ここまで無音になると逆に聞こえなさすぎて怖くなってきます。街中を歩いている時とかは車の音とか全く聞こえなくなると思うので、前述のアクティブサウンドコントロール機能をオンにして移動中は外音取り込みをしてくれるよう設定しました。流石にこれはノイキャン効き過ぎて危ない。
〈山手線 車内 結果〉
WF-1000XM3
ノイキャンのみ:雑音が小さくなるが聞こえないわけではない。
音楽再生時 :裏でアナウンスがちょっと聞こえる。「次…品………新………す」みたいな
WF-1000XM4
ノイキャンのみ:電車のアナウンスは若干聞こえるがその他の雑音は聞こえない
音楽再生時 :音楽以外何も聞こえない
駅のホーム
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それでは次にもっとうるさいであろう駅のホームで聞き比べてみます。やってきたのはJR上野駅。もはや何線が走ってるのか把握できないくらい乗り入れ路線が多い上、大体のホームが同じ階にあるので絶え間なく電車がやってきます。つまりそれだけ騒音も大きくなると言うこと。そんでもって特急が止まる上、新幹線の乗換駅でもあり、常磐線の始発駅でもあるので(超少なくなったけど)アナウンスも多め。個人的にはこういう騒音をベンチに座ってぼーっと聞くのがすごい好きなのですが、今日はその逆でどれだけ騒音を消せるかを聴きに来ました。
空いてたベンチに座ってWF-1000XM3とWF-1000XM4の両方のノイキャン性能を試します。
まずはWF-1000XM3から。まあこれはさっきと同じですね。周りの騒音が小さくなります。ただ完全に聞こえなくなるわけではなく、特に電車が通過/発着する時の音は結構聞こえます。駅のアナウンスも小さくですが聞こえます。あ~、仙台行く特急か~良いな~俺も久しぶりに仙台行きたいなぁ。
音楽をかけるとやはりその騒音もより小さくなります。耳を澄ませば後ろにアナウンスが聞こえるレベル。まあそりゃ一昨日まで最新モデルだったんですからね。性能はかなりすごいですよ。
では次にWF-1000XM4。驚愕。またまたその性能に感動しました。もうダブル☆オドロキですよね。流石にブレーキ音とアナウンスなどの高音は若干聞こえるものの、ほっとんど騒音が消えました。特に周りの人の歩く音とか雑踏が『無』です。
音楽をかけるともはや高音なども聞こえなくなり、人のいない地下室と同じ環境に置かれた気分です。車内以上に感動しました。目の前の電車が無音で発車していきます。
〈上野駅 ホーム 結果〉
WF-1000XM3
ノイキャンのみ:雑音が小さくなる。 高音は結構聞こえる。
音楽再生時 :裏でアナウンスやブレーキ音が少し聞こえる。
WF-1000XM4
ノイキャンのみ:雑音はほぼ聞こえない。高音がかなり小さく聞こえる。
音楽再生時 :音楽以外何も聞こえない
結果:ノイキャンえぐい
比較的身近で一番うるさそうな所に行ったのですが、思った以上にノイキャンがすごくてびっくりしました。さっきも言いましたがここまで来ると逆に危ないです。歩くときはノイキャンをオフにしようと思いました。また、ノイキャンしていると人の声もほとんど聞こえなくなるので話しかけられても気づけない上、会話も成り立ちません。読唇術が必要になりそうですね……というのは冗談で前述の通りちゃんと外音取り込みモードに人の声だけ聞こえるようになるモードがあります(アプリで設定可)。あとノイキャンしながら喋ろうとすると声がめちゃくちゃ大きくなるようです。聞こえるはずの自分の声が全然聞こえないので脳がバグるみたいですね。友人が私に話しかけるだけなのに怒鳴ってました。前述のスピークトゥチャットはこの対策としてあるのでしょう。
ちなみに、今これを書きながらXM4を装着しているのですが、うるさいはずのメカニカルキーボードのタイプ音が全く聞こえません。普段は近所迷惑になるから押さえてる、力任せにキーを思いっきり押すタイピングもほら、この通り(近所迷惑になるからやめましょう)。
その他、XM3からの進化点
もう書きたいことは大体書いたのですが、いくつかそれ以外に進化点があるので短くですがまとめときます。大抵公式サイトから引っ張ってきた画像です。要は文字数稼ぎです。
ワイヤレス充電が出来るらしい
なんかワイヤレス充電が出来るらしいです。まあAirPodsに付いてますしね、対抗機にその機能が無いのはお粗末なので付けたのでしょう。
その上、Xperiaから直接充電できるようにもなったらしいです。早速試そう…と思ったけど僕のXperia 5Ⅱはワイヤレス充電非対応で、我が家には一つもワイヤレス充電器はないのでした(おすそわけ充電は現状1Ⅲのみ)。まあ機会があったら使ってみます。
防水はうれしい
防水に対応しました。前モデルXM3は非防水だったのでちょっと雨が降ったりした時とか怖かったんですよね。ただスマホに付いているようなIPX86(完全防水)ではなく、IPX4(生活防水レベル)なので水に30分沈めたりは無理です。ちょっと水に濡れたとか汗に濡れたとかトイレに落としちゃったとか、そう言うのだったら多分大丈夫です(通気口とマイクなどは除くと書かれているので水ポチャはダメかも。でも調べられないので分からん)。
やる人がいるとは思えませんが付けながらの水泳は出来ませんのであしからず。
通話の声がクリアになったらしい
デザインのアクセントになっている金色の部分ですが、単なる飾りではなく指向性マイクなんだそう。口の周りの音を拾うように調整されているうえ、骨伝導センサーなる物が搭載されていて、騒音の中でも自分の声をクリアに届けられるんですって。はえ~すっごい。電話する人には良いですね。私は全然しないけど。
オタクは家でDiscordぐらいしか通話しないでしょうし関係ないかも知れんが。
電池持ちが良くなったらしい
ケースも本体も小さくなったのに電池持ちは8時間から12時間に伸びた(ノイキャン使用時は6→8時間)らしいです。個人的にはDSEE Extremeとイコライザーを併用した時の電池持ちがどのくらい伸びたのかが気になるところ。XM3の時はゴリゴリ電池減って1時間ぐらいしか持ちませんでしたからね。そこら辺も時間が合ったら検証したい。
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まとめ:3万の価値あり。みんな買え。
まあ、もう書くことないのでここらでまとめましょうかね。
今回の買い物を一言でまとめるなら
ワイヤレスイヤホン使ってる人、全員WF-1000XM4を買って欲しい。
いやね、僕もまだまだXM3使えるし、3万だしてXM4買うのはちょっと無駄遣いかな~とか思ってたんですよ(勢いで買っちゃったけど)。でも届いて聴いてみて感動しました。これ最強。これさえあればスマホ用のイヤホンは何もいらない。3万の価値はあるわ。ぜひ、ワイヤレスイヤホンを使っている全ての人類が買って欲しい素晴らしいイヤホンです。
色々価値を感じるところはありますが、やはりノイキャン性能が素晴らしいです。誰しも音楽を聴かなくても出先でパソコンいじったり本読んだりで集中したい時ってあると思うんですよ。その時これ付けるだけで無音の世界に入れるってかなりのメリット。一見耳栓でも良さそうに思いますが、外音取り込みとかボイスフォーカス(人の声だけ聞こえる機能)とかあるので便利。すごい便利。
XM4を何時間か付けて、ふとしたときに外してみると一気に耳に雑音が入ってきて「うわっうるさっ」ってなるんですよ。マジマジ。世の中雑音が多すぎる。
素人の感想ですが、音質に関してもかなり良くなってるように感じます。まあ電車内で是が非でもハイレゾ聴きたいかというとそうでもないですが、家でゆっくり音楽を聴く時はマジで感動します。
あと装着感が改善して長時間付けても耳に違和感を感じなくなったのもデカいですね。
まだこれ使い始めて2日ですが、もうWF-1000XM3には戻れない身体になってしまいました。つい先日まで「音質良いな~」とか思ってたXM3の音がしょぼく感じます。ノイキャンも大分うるさく感じるようになってしまいました。XM4がすごすぎる。
と、言うわけで、私はSONYの回し者でもなんでもないただの一般消費者ですが、今回のWF-1000XM4は全力を上げて賞賛します。ベタ褒めです。高い金払って良かった~。ほとんど欠点のない製品で、高級なワイヤレスイヤホンを考えている人はこれが一番だと思います。迷ったらこれを買いましょう!現状、完全ワイヤレスイヤホンの王者です。
唯一の欠点は名前が分かりにくいところですかね。WF-1000XM4はイヤホンでWH-1000XM4はヘッドフォンとか、オタク以外絶対分からないでしょ。そういうマーケティングの部分で損してる感じある。
購入はこちらから
元々買おうと思ってた、もしくはこの日記を読んでちょっと興味持ってくれたそこのあなた!購入する前に今すぐ家電量販店に行って体験しましょう!そう、お前だよお前!
このページはあくまで私個人の感想なので、もしかしたら人によってはAir Podsの方が良く感じるとか、付けると耳が痛くなるとか、そういうことがあるかも知れません。
イヤホンに3万とかいうクソ高けえ買い物なので、買う前に絶対体験した方が良いです。大きめの家電量販店(ヨドバシとかビッグカメラとか)には大抵TWS体験コーナーがあるので、そこで各イヤホンを聞き比べた方がいいと思います。
XM4が最強とか、聞き比べろとか偉そうなこといってるけど、そういうお前はどうなんだよと言われたら、まあ、私TWSはWF-1000XM3からなので(一応Xiaomiのクソ安いヤツは持ってた)比較対象のデータが不足している事は否めません。そこで、今度高級TWSの代表格Apple Air Pods Proと割と評価の良いSamsungのGalaxy Buds live Proを友人から借りて(流石に買えませ~ん)聞き比べをしたいと思います。もしこの日記が人気だったら近いうちに比較日記を書くので、是非はてなの☆(名前知らん)を付けたりTwitterで共有とかしてください。いくら共有しても金がかかることはないので飽きるまで共有して♡。
それで肝心の購入先ですが
どうやら各ECサイトでは一時的に在庫切れらしいです。たまに復活するかも知れないのでちょくちょく確認してみてください。
ECサイトが一番手っ取り早いのですが、個人的には今回私が買ったようにソニーストアで購入することをお勧めします。何しろ10%引きですからね。
また、各家電量販店でも取り扱いがあります。基本は10%のポイント還元っぽいです。色々クレジットとかを組み合わせればソニーストアより安くなる…かも。
ヨドバシカメラ
https://www.yodobashi.com/product/100000001006144614/
ビッグカメラ
https://www.biccamera.com/bc/item/9331986/
※生産数が少ない模様
SONYの公式サイトで見つけたのですが、どうやら最近の半導体不足の煽りを受けて供給が追いついてないみたいですね。PS5も同じように品薄だし、SONYさんも大変だ。まあ気長に待ちましょう(購入者の余裕)。
https://www.sony.jp/headphone/info2/20210617.html
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それではもう書き疲れたので今日はこの辺で失礼します。最近体調が優れないのでなるべく健康的な生活を送りたいと思いつつ、こうやって集中して作業をするといつの間にか日が昇ってたりするので我ながらアホなのではと思うときがあります。もう1ヶ月半ほどまともな休日がなく、1日で良いからなにも考えずにベッドでぐーたら出来る日が欲しいと思う今日この頃です。今もしもボックスを手に入れたらマジで「ぐうたら感謝の日」を制定する自信があります。まあ、皆さんはせいぜい健康的な生活をお送りください(「せいぜい」を善意の文に用いる用法はもう死語なんですかね?)。
なにか誤字脱字ご指摘などございましたらTwitterまで。フォローもしてね♡。
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ではでは。