
おはようございます。Syunです。
今日は、26年2月末に発売されたWF−1000XM6を3ヶ月使ってきたレビューを簡単に書いていきたいと思います。まず、自分のイヤホン事情をさらっと書くと、ちょうど5年前にWF-1000XM4を発売日に購入しここ数年ずっと使ってきました。
unibelpost.com(もう5年前ってマジか…)
性能に不満は全くない一方で、流石に長年酷使し続けたせいか、左だけ充電ができたりできなかったり、できたとしてもバッテリー消費量が2倍くらいでゴリゴリ減って行ったりと、だいぶへたれてきました。ちなみに、保証に入っていたおかげで無料の故障交換を2回しています。
流石にこれは買い替えしないといけないだろうと思っていたところ、運良くXM6が発売されたので、購入した次第です。
WF-1000XM6、購入完了。
— Syun (@Link_syun) 2026年2月13日
ソニーストアのお買い物券とαあんしんプログラムの特典の余り、Sony Bank WALLETで決済して、なんとか4万未満になった。 pic.twitter.com/9pw69i0Bd6
販売開始直後にソニーの公式ストアで購入し、いろいろとクーポンやら値引きやらを入れてお値段は約4万円でした。た、高い。円安が憎い。
正直、音質の違いなぞ私の耳ではそこまで判別できませんし、XM6のような最新かつハイエンドイヤホンを買う必要があるのか、と言われれば必ずしも必要ではないのですが、やっぱりガジェット好きとして最新モデルが欲しいという欲望に逆らえず購入してしまいました。
とはいえ、4~5年使うと考えると、そこまで高くない気もします。4年使うとすれば1ヶ月850円程度ですからね。1日30円未満ですよ。もう実質無料みたいなものです、
ということで、今回は以前使用していたXM4とXM6を比較しつつ簡単なレビューと3ヶ月使った感想を書いていきたいと思います。
開封・外装
予約開始直後にオーダーし、2月27日の発売日にちゃんと届いたので開封からしていきます。

外装はこんな感じです。
XM4から続いている、エコっぽいパッケージになっています。
正直、本体価格に比べて箱がチープな気がしなくもないです。まあ、別に箱なんて買ったときくらいしか見ないのであまり気にはなりません。
ちなみに、XM4の時は自立しませんでしたが、今回は自立します。
中身は本体、替えのイヤーピース、USBケーブル、簡易的なパンフレット程度です
付属のケーブルは短いAtoCです。いいかげんCtoCに変えた方が良いのでは、という気もしますが、まだまだ世の中タイプAがありますしね。
こちらが本体ケースです。
見ての通り角張っています。随分シンプルなデザインになったのは良いのですが、XM3・4・5と比べるとちょっと高級感がなくなった印象を覚えます。
XM4のケースと比べてみます。

見ての通り、ケースの縦横サイズは大きくは変わりません。一方で角張っている分体積が増えており、全体的なサイズとしては大きくなった印象を受けます。
うーん。
ぱかっ。
本体のデザインは(発表当時からすでに物議を醸していますが)マットな黒一色となっており黒豆のようなデザインです。XM5までに入っていた黄金色のアクセントなどもなくのっぺりとしています。正直に言ってしまうと、4万5千円もするハイエンドイヤホンだと考えると非常に残念なデザインです。5,000円の入門機と言われても納得してしまうようなデザインで、もうちょっと工夫できなかったのかと思ってしまいます。
XM4(上)と比べると本体のサイズ自体は小さくなっており、重量も軽いです。しかしデザインは明らかにXM4の方が良く、軽さも相まって非常にXM6の方が安っぽく感じます。無論、マイクや内部構造など色々考慮した上でこのデザインになっているのだとは理解しているのですが、XM7ではもう少し高級感のあるデザインに戻ることを祈ります。
接続してみる
さて、気を取り直して本体をAndroidスマホに接続してみます。
本体のデザインなんて耳につけちゃえば見えないですからね。肝心なのは本体の性能です。

イヤホン本体を取り出すと、Androidの場合は自動的に接続画面が表示されます。FastPairngという機能で、便利ですよねこれ。たまに電車の中で知らない人のイヤホンが表示されることもあるけど。

Androidとの接続が完了すると、自動的にソニーのアプリに飛びます。便利ー。
全設定画面は長くなるので出しませんが、画面の指示に従うだけで接続方式やジェスチャー、立体音響の設定などを実施することができます。
私は、接続コーデックを音質優先(LDACでの接続がされるはず)、立体音響はオフ(なんか苦手なので)にして、それ以外はデフォルトの設定にしました。

また、LE Audioに対応しています。省電力かつ途切れにくいBluetoothの新しい接続方式で、満員電車や街中など混んでいる場所で使うときに便利かと思います。とはいえ、LDACでの接続や立体音響が使えなくなるので一部の機能と引き換えです。

QuickAccessやSound ARといった、サードパーティ系アプリとの連携機能もあります。私は基本Apple Musicしか使わないので、残念ながら連携できませんでした。
3ヶ月使ってみての感想
音質

毎日通勤中や休みの日に移動しながら、ストリーミングやハイレゾのflacなど、いろんな音源を聴いています。さすがはソニーのハイエンドといったところで、どの音源も非常にクリアできれいに聞こえます。当然、LDACコーデックに対応しておりハイレゾ音源の再生もできますし、音源を高音質化するDSEE Extremeにも対応しています(これはXM4からですね)。
XM4からどの程度進化したか聞き比べてみたのですが、結果から言うと正直わかりません。と言うのも、私の耳はCD音源とハイレゾを聴き分ける程度はできるのですが、残念ながらそれ以上の聞き分けができず、XM4とXM6でどう変わったかを判別できませんでした。ただ、XM4と比べて低音の細かい音がよく聞こえるようになった感じがします。気がするだけで、確信はありません。
まあ、元々XM4の時点で音質はとても良かったので、それがより進化したとしても耳が普通な人間からすればわからないのも無理はないと思いたいです。90点が93点になっても一般人から見ればどちらも優等生です。
ですので、一般の人がXM6を買って音質で不満が出ることはないと思われます。音が変な気がしたら、それはきっと音源の方の問題です。
ノイズキャンセル

元々XM4でも不満はなかったのでそこまで期待はしていなかったのですが、これは結構良くなったと感じました。特に低音に対してのノイズキャンセルが強化された印象で、XM4では聞こえていた電車のモーターが唸る音などがXM6では聞こえなくなりました。
高い音は音量が小さくなる程度でいまだに聞こえはするのですが、これもXM4に比べてノイキャンがよく効いていると感じます。飛行機の機内で使ってみると、エンジン音が大分小さくなって機内での滞在が快適になりました。ノイキャンになれた後にイヤホンを外すとうわ、うるさっ、となります。まあ、dB的に大きい音は聞こえてしまいますが、これはもう物理的な問題なので仕方ないですね。
ただ、XM3からXM4になった時の感動ほど改善があるか、と聞かれると微妙です。確かに良くなったと感じるものの、XM4が悪かったかと言われるとそんなことないので、XM4で不満がない人にはさほど恩恵はないかもしれません。使用する状況によりますね。これは。
外音取り込み

これもXM4に比べて格段によくなりました。
XM4の時はいかにも録音した音をスピーカーから鳴らしているような音で、AirPods Proなどの競合と比べるとかなり悪かったのですが、XM6ではだいぶ良くなっています。スピーカーから鳴らしている感がないというか、実際に耳で聞くのと同じような音が聞こえます。
ただ、AirPods Proと比べると負けているかな。まあ、AirPodsはその代わり音質とノイキャンが悪い(個人的な感想)のでアレですが。
咀嚼音が気にならない
XM4(というかノイキャン付きTWS全体)の弱点として、ノイキャン時に自分の咀嚼音が脳に響くというのがあります。
イヤホンを付けながら食事をすると周囲の音がノイキャンで聞こえなくなる代わりに「モチャモチャチャ」「ズォズォズォ」(気分を害されないよう可愛めの言葉で表現しています)といった自分の口の中の音が聞こえるわけです。もうね、クチャラーのASMRがあったらこんな感じなんだろうな、って感じ。自分で自分の気分を害しながら食事しなければなりません。
まあ、そもそもイヤホンしながら食事するなんてお下品な真似をやめれば済む話なのですが、一人で食事行くと周りの音がうるさい時あるじゃないですか。特に夜中のラーメン屋とか行くと地元のヤンキーが猿の鳴き真似みたいに馬鹿騒ぎしているわけです。もうね、どうしてもそっちに気が入ってしまうし、ラーメンの味は分からないしで最悪。そういう時はクチャラーASMRを選ばざるを得ません。
ですが、XM6はソニーの謎技術により咀嚼音が聞こえなくなりました。
完全に聞こえなくなったわけではないのですが、音楽を流しながら食べ物を食べればほとんど気にならないくらいには咀嚼音が小さくなりました。これは嬉しい。もうクチャラーASMRを聞かずにすみます。
デザインがよくない

先ほども記載しましたが、デザインが非常に良くないです。何というか、付けていて気分が上がらないというか、高級感がないんですよね。まあ、イヤホン本体は装着してしまえば自分からは見えないのでまだ良いとして、問題はケースの方です。円筒形のケースはすっきりしていて良いのですが、上下対称なので手の感触だけでは上下を見分けることができません。XM4では上下でケースの形が違っていたので手元を見ずにイヤホンを取り出すことができていたのですが、XM6ではそれができず、毎回手元を見て蓋を開けてイヤホンを取り出す必要があり、大分手間です。
名前が悪い

これはもうXM4の時からずっと言っているんですが、名前が悪いです。なんだこの型番みたいな名前。
競合?のAirPodsがAirPods/Pro/Maxとネーミングされているのに対し、ソニーのコンシューマ向けヘッドホンはWF-1000XM6とWH-1000XM6とLinkBudsシリーズ(とその他エントリーモデル)と、名前がバラバラでわかりにくいです。特に、ヘッドフォンタイプのWH-1000XM6とイヤホンタイプのWF-1000XM6はHかFで見分ける必要があるという。わかるか、そんなもん。
「イヤホン何がおすすめ?」と聞かれたときに「AirPods Pro」と答えれば一般の人にも伝わるのですが、「WF-1000XM6」と答えても多分どこのメーカーのものかすら伝わらない気がします(まあ、Appleのブランド力もあるので一概に比較はできないんですが)。一般にも浸透するような、もう少しわかりやすく統一感のある名前を付けてもらえないものですかね。
最近はLinkBudsのラインナップも増えてきたので、そこに合わせてLinkBuds ProとかPlusとかにするとか(なんならLinkBuds 1000Xとかでもいい)。ヘッドフォンのWHについてもそれに合わせてほしいです。そういえば、昔展開していたh.earシリーズもいつの間にか終わってましたね。
なんかこう、ソニーの製品はものが良くても名前が悪すぎて一般に浸透しないものが多すぎるんですよね。もうちょっとキャッチーな名前にしてもらえるとうれしいんですが…。
まとめ:4万5千円の価値があるかは人による

以上、簡単ですがXM6のレビューでした。上記の他に、マイクの性能向上などもあるらしいのですが、残念ながら私には誰かと音声通話をするという文化も相手もおらず、試すことができませんでした。あしからず。
ポジティブな感想としては、WF-1000XMシリーズの売りともいえるノイキャンは確実にXM4より向上しており、それに加えて外音取り込みもかなり改善されていることをよく体感できました。
一方で、基本的な音質や接続性の部分には大きな進化は感じられませんでした。これはもうXM4・XM5あたりの完成度が高すぎて、もはや一般人たる自分には進化のレベルを感じられないところまで来ているからだと思っています。
また、デザインに関しても高級感はなく、買わない理由にはなっても買う理由にはなり得ないなと感じたのが正直な感想です。
一言で言えば、「順当な進化なものの劇的に変わっているわけではない」といった具合で、もし現時点でXM4・XM5を所持していて満足しているのであれば、正直、買い換えるほどの価値があるかは人によると感じました。
少なくとも自分は通勤や休日の外出などでノイキャンが必要な場面が多く、進化したノイキャンと外音取り込みの恩恵を十分に受けられているので、買った価値はあったなと思っているのですが、一方でそれ以外に関してはXM4でも十分だったなと感じています。
4万5千円を出してとりあえず一番いいやつが欲しい、最高級のノイキャンと音質がほしいといった人にはお勧めできますが、そこまでノイキャンは高性能でなくても良いという人には、一つ前のWF-1000XM5やLinkBuds Fit/Sなども選択肢に入れて良いのではないでしょうか。私は今回購入前に試聴などもせず何も考えずにポチったのですが、いま購入を検討している人は一度量販店などで試聴することをおすすめします。本当に買う価値があるか、を見定めてから買った方が良いです。
TWS(死語?)も黎明期の2010年代中頃から20年代前半にかけては1モデルごとに進化が著しかった訳ですが、ここに来てかなり完成に近づいてきたのだなと感じた、そんな製品でした。
とりあえず、あと最低4年はこれを使い続けて、いつか出るであろうWF-1000XM8に期待したいと思います。
以上。