はじめに
これはもう二回目になるのでもう一回書くのは面倒だし、何回も同じことを繰り返すのは数少ない読者を失う自殺的な行為になりかねないので省略するが、僕は飛行機が嫌いだ。とにかく私は飛行機が嫌いなのである。国内の移動は一生鉄道でかバスでまかなっていこうと小学校の時から心に決めていたので飛行機なんぞ絶対に乗りたくないと意地を張っていたのである。であるが、この前仕方がなく初めて乗ってきた。それについてはこちらの記事をお読みいただきたい。
この時成田に着いた私は思ったのである。怖いからもう二度と乗りたくないと。
俺としてはもう飛行機に関してはバッチリ理解したつもりであったので、「飛行機?ああ、アレね。狭いよね」などと素人童貞並みの知識を思いっきりさらしていたのだが、友人曰く「お前はまだ(LCCにしか乗ったことないから)本当の飛行機を知らない」のだそうだ(「あと飛行機の素人童貞になる前に現実で素人童貞ぐらいにはなりなさい」と説教されました。現場からは以上です)。ふーん。JALとかANAはそんなにサービスいいのか。ちょっと気になる…。いやでも怖いしなぁ。やっぱり会社が何処であろうと飛行機には乗りたくない。
だがそうも言っていられない事態が発生した。友人と沖縄に行くことになったのである。行程を考えてくれた友人曰く当然移動手段は飛行機なのだそうだ。「冗談じゃあない!誰があんな空飛ぶ鉄の塊なんかに乗るものか!俺は船で行くぞ!船だ船!那覇現地集合で頼む!」と言いたいところだったがなんと鹿児島から沖縄まで船だと23時間もかかるらしい。島津軍かよ・・・。うーんどうするか。
仕方なく、本当に仕方なくだが飛行機に乗ることにした。べ、別に飛行機に乗りたい訳じゃないんだからねっ!勘違いしないでよね!
ということで今回は人生で初めてJALに乗ったので正直な感想を書いていこうと思う。と書き始めたのは3月前半だったのだが、だらだらと書き伸ばしていたらいつの間にか夏になってしまった。もはや季節外れの話ではあるが、途中まで書いておいて没にするのはなんだかもったいないので公開しておく。今はこのコロナがあるので観光で沖縄に行くのは控えていただきたいし、そもそも飛行機がほとんど飛んでいない。
ちなみにだが先日両親に確認したところかなり昔に庄内空港までANAで行ったことがあったそうなのだが全く覚えてなかったからノーカンってことで。
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行き
空港まで
さて、今回乗るのは2月25日、8:15発の羽田ー那覇の便である。いやー朝早いな。
今回は旅に行き慣れている友人がいるので手続きがわからないとかはないのだが、いかんせん自宅から羽田までが遠い。いや成田と比べるとものすごく近いわけだが、新幹線やらいつも自分が移動している範囲から考えるとものすごく遠いのである。とりあえず2時間前に着くことを想定してヤフー乗り換え案内にルートを考えてもらったら始発で行く必要があるそうだ。マジか。早いなぁ。
仕方がないので始発で最寄り駅を出発。そのまま結構な時間揺られ、京急に乗り換え、エアポート特快なるもので一気に羽田に着いた。いやー、京急ってかなり飛ばすなぁ。
この配色好き。超久しぶりに乗った。
着いたのは羽田空港国内線ターミナル駅である。なんか同じような駅がたくさんあってよくわからんね。
ホームで友人と合流しいざ空港へ。エスカレータで移動する。自動改札の幅が普通の駅と同じ幅だった。スーツケースを持って通るのが結構やっかいだったのでどうにかしてほしい。
改札を出るとすぐTerminal1という表示が。JALの国内線はここから手続きをするのだそうだ。おお、駅からアクセスが早い。2時間も前に来る必要はなかったな。
2時間も余ったし腹も減ったのでキョロキョロしていたらちょうどマクドナルドを発見。何だか無性に朝マックが食べたくなったので買うことに。モバイルオーダーアプリに対応しているお店だったので行列をスルーしてすぐにエッグチーズマフィンをゲット。モバイルオーダーアプリ、超おすすめ。
なぜ空港に来てまでマックを食べるのかと言う人があるかもしれん。食べたかったんだからしょうがないじゃん。
うん、おいしい!
搭乗
さて、飯も食ってぐだぐだしてたらちょうどいい時間になったので早速手荷物を預けようと思う。友人が事前にインターネットでチケットを買ってQRコードを印刷してくれていた。これを持って手荷物を預ければ搭乗手続きは省略できるそうだ。よくわからんけど便利なんすね。
コロナウィルスがちょうど流行し出した頃だったのでマスク姿の人がかなり多い。が、友人曰く空港にいる客もいつもよりかなり少ないのだそうだ。とはいえ結構の人が手荷物預かり所に並んでいた。ニュースサイトを見るとなんだか羽田のJALは自動手荷物預かりを始めたとかだったが普通に人力でやっていた。
この列が長くて、一向に進まない。もうあと30分で出発しちまうのではと思ってたらスタッフの人が「8:15の便の方は優先してご案内します」とアナウンスしていた。なるほど、さっきから行列が進まなかったのは出発が近い人を先頭に連れてきていたからなのか。それなら並ばせずに搭乗時間ごとに呼び出しをすればいいんじゃないかと思ったがそこは何か僕が知らない事情があるのだろう。たぶん。
とりあえず、そのまま案内される通りにスーツケースを受付まで持って行く。
QRコードを印刷した紙を見せてスーツケースを預ける。これで搭乗手続きと手荷物の預かりは完了なのだそうだ。なんか手荷物確認シール(だっけ?)を渡された。那覇に着いたときに照合するのだそうだ。
手荷物を預けて身軽になったので次は保安検査場へ向かう。
またQRコードをかざして鉄道の自動改札のようなゲートを入場。便利だねー。
ふふん、私は経験者なのでもうもたついたりしないのですとスムーズにスマホやらリュックやらをかごに乗せ、胸を張ってゲートをくぐる。特に問題なし。ドヤァ。
ちなみにこのときはジーンズのポケットの中身は入れたままゲートを通ったが後述の帰りの那覇空港ではポケットの中身もすべてかごに出さされた。羽田より那覇の方が厳しいって一体。
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搭乗までちょこっと時間があるのでロビー(?)をうろうろしてみた。ガラス張りの窓からは滑走路を見渡すことができて飛行機の写真も撮れる。今日乗るのはこの車両。車両じゃなくて機体か。
ただの待合室だと思ったら土産屋とかいろいろあるのね。やっぱり日本各地の土産が置いてあった。土産を買い忘れた人にも優しい羽田空港最高だな。でもちんすこうが置いてあるのはどうなんだろう。売り場のおねえさんに試食を勧められた。いや、これから沖縄行くんですけど。とか言いつつも食った。美味しかった。僕は紫芋味が好きです。
待つこと10分、搭乗が始まった。よくわからんが友人曰く後ろの方の番号なので搭乗も遅いのだそうだ。僕の今回の席は22のD(だったはず)。ちょうど真ん中のブロックの右通路側だった。
ここでもQRコードをかざして入場。システムは電車の自動改札と同じに見えたので日立製ですかね。
なんていう名前かは知らないけどよく見る通路みたいな奴を通って搭乗。前回は極寒の中滑走路脇を歩かされたから初めて。
てなことで搭乗。他の乗客が手荷物を座席上の棚に入れるので席に辿り着くまでにも結構時間がかかった。どうにかならんのかねコレ。今回の席はご覧の通り窓から離れていて外の景色は全く見えないが、正直見るだけでもうめちゃくちゃ怖いので、この席で助かった。
座席に着き、ドーンと勢いをつけて座ったらケツになんだか硬いものが当たった。アーッ!
確認してみるとイヤホンだった。機内で聞けるオーディオコンテンツのために配ってるらしい。気前いいなと思ったけどよく見てみるとものすごく安っぽくて、音質も2.26事件の音声アーカイブスの方が音質いいんじゃないかと思うほどクソみたいな代物だった。まだ100均で買ってきた方がましだわ。
どうでもいいけど、二・二六事件は首相と警備の警官がうり二つだったから襲撃者は殉職した警官を首相と誤解したとか、押し入れに隠れてたその首相を変装させて堂々と正面玄関から救出したとか、襲撃対象の牧野伸顕が民間人に間違われて襲撃側の兵士に助けられたとか、電話室占拠して連絡網を遮断しようと思ったけど知識がなかったから全部筒抜けだったとか、いろいろ小説みたいな話が出てきて読むたびにすごい時代だったんだなぁと思う。
フライト
さて、それはそれとして、機内の感想を述べていこうと思う。と言っても特に目新しい物はない。手元で読書灯がいじれたりCAさんを呼べるボタンがついてたりするだけかな。前の座席との差はそこまで狭くない。だが広くもない。グリーン車と同じと言ったところか。
客はと言うと空席が目立った。観光客のような人たちは思ったより少なく、サラリーマンのおじさんばっかりだ。やっぱりコロナウィルスで自粛しているのだろうか。JALさんも大変だなぁ。また倒産しないようにどうにか頑張ってほしい。
そして全員が着席してから安全上の注意のビデオ的なモノが流れたりシートベルトのチェックをされたりした後飛行機が動き出した。それにしても必ず見ろって言われてたビデオをほとんどの人が見てなかったけど大丈夫なんですかね。いろいろと。
で、少し待っていたら飛行機が動き出し、のろのろと滑走路まで移動し、一息ついた直後にいきなりエンジンが轟音をたてはじめ、体に何か圧力を感じる。あっ死んだ(昇天)。
離陸は二度目だがやっぱり怖い。飛行機が一度停止して一気に加速するところとか、生きた心地がしない。いきなりゴー!!!!って鳴り始めると心臓に悪いので機長さんは「今からエンジンかけますよ!はい、3,2,1,!ゴオォォォォ」みたいな感じでかけ声出して欲しい。そして離陸直後の重力が不安定な感じが嫌い。ジェットコースターに乗った時みたいにふわふわするのがもう昇天するぐらい嫌い。酔いそう。グエー。
離陸して15分ぐらいするとシートベルト外して歩いてもオッケーと言われる。そして飲み物のサービスも始まった。コレも初めての体験なのだが、なんか飲み物くれるらしい。タダで。しかもおかわり自由。マジですか。結構いい金出しただけあったな。
で、お茶とかリンゴジュースとかいろいろあったけど友人に勧められたコンソメスープをチョイス。コーヒー用のカップに入って渡された。熱いので気をつけろとのことだった。早速味見してみる。
アッツ!!!!
思った以上に熱かったので驚いた。JALは俺の舌に恨みでもあるのか。で、肝心の味はと言うと「ちょっとしょっぱい味の素コンソメスープ」みたいな味だ。結構おいしい。タダでコレが飲めるなら嬉しいね。数百円払ってレストランで飲みたいかと聞かれるとノーではあるけど。
飲み終わったら即座にCAさんがゴミを回収しに来る。サービスいいねぇ。
コロナウィルスが報道で出始めた時期だったからかは知らないが飲み物のサービス自体を断るサラリーマンも結構多かった。え?断っちゃうの?タダだよ?タダでくれるんだよ?そしたらとりあえずもらっとかない?ウィルスとかかかったらその時考えればいいし(適当)。
機内販売も始まった。CAさんがワゴンを押してオリジナルグッズを売りに来る。僕は新幹線に乗ったとき毎回例のアイスを食べるのがルーティーンなので飛行機内でもアイスを買おうと待っていた。しかし、だ。歩いてきたCAさんを見ると何やら手にハンドバッグを持っている。「オリジナルハンドバッグはいかがですか云々」としゃべりながらこっちに近づいてきた。待て待て、これで声をかけたらレディースのハンドバッグを買おうとしている青年に見られないか。あと2時間周りのサラリーマンのおっちゃんにそんな認識で見られるのはちと私のプライドが許さない。いや、もしかしたら「彼女にハンドバッグをお土産で買ってあげる優しい青年」に見られるかもしれない。いや、それにしてはデザインが古すぎる。バブル時代のイケイケなガールが手に持っていたような正直めちゃくちゃ古くさいデザイン。じゃあ「母親にお土産でハンドバッグを買う青年」はどうだろうか。いや、この歳になって母親に土産物とかそっちの方がドン引きされるに違いない。
などと、後から考えるとしょーもないようなことで散々葛藤したあげく声をかけられなかった。すまないヒコウキスゴイカタイアイスよ。お前を食うのはまた延期させてもらう。
ていうか那覇に行く機内の中でハンドバッグ売って誰が買うのだろうか。買ったよーって人はぜひコメントください。
機内の上の方にはディスプレイが付いていて今何フィートかとか、あとどのくらいで着くかとかを掲示していた。今地図上のどこにいるかとかも見れて、それが上の写真なのだが、なぜか名だたる都市の中に蔵王山がぽつんとあった。なぜだか知らんがなじみのある地名(父親の出身地近い)をこんなところで見れてビックリだ。ちなみに蔵王山はパウダースノーで有名なところでスキー場があるのでぜひ気が向いたら行ってみて欲しい。近くにある出羽三山も夏の観光地としていい場所なので行って欲しい。
ていうか何フィートとか言われても全くピンとこないので、早く飛行機業界と某国とその元宗主国は成人男性の体の部位を基準にした適当偏見粗雑なヤード・ポンド法から公正公平正確綺麗なメートル・グラム法に統一して欲しい。今世の中はいろんな価値観の変動が起こったり技術革新が起こったりしているので、そのどさくさに紛れて無理矢理統一できたりしないかなと常日頃考えている。でも切り替えたら切り替えたで燃料の搭載量ミスが発生したりしそうだからなかなか難しいところなのかなと思う。ところで、もう4年前になるがPokemon GOが全世界で流行った際、距離の記録単位が最初はメートルしか実装されていなかったことによってアメリカ国内でメートル法が普及しかけたって話好き。なおその後ヤード法を実装してしまったのはナイアンティック最大の過ち。
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さて、こっから2時間なにもすることがない。玉音放送より音質の悪い機内オーディオコンテンツは聴く気が起きないし(イヤホン持ってくれば良かった、キャリーケースの中だ)、機内Wi-Fiも使えない(後述)。
と言うことでまたまたKindleで漫画読んでいた。あらかじめスマホにダウンロードしておいたのだ。ちょうど五等分の花嫁が溜まってたんでまずはそれの消費を。隣に座っていた友人はもう最終話まで読んだらしく、推しの不遇さについて何やらわめいていた。個人的に推しの順位が45321だったので僕は嬉しいよ。ていうか左手の中指を握るという露骨な伏線があった時点でお察しな訳で…。まあこれ以上話すと終わらなくなりそうなのでこれ以上は省略する。とりあえず2期楽しみ。作画良くなってそうだし。
あとはかぐや様は告らせたいとか。ちょうどクライマックスらへんだったのでめっちゃ面白かった(まだ作品は続いてるけど)。アニメ2期が最近始まったが前期にもまして作画が良くなっているので、A-1 Picturesすげえなって思った。多分このまま行くと体育祭で最終回を迎えそうだが個人的にはキリが悪いし、体育祭編はあまり好きではないので文化祭編まで…いやいっそのことクリスマスまで突っ走って欲しい。コロナでいろんなアニメの制作がストップしているのにかぐや様だけ普通に放送しているところを見ると相当前から制作し終えていたっぽいんで金かかってんなーと、そんなことも思った。同じA-1 PicturesでもSAOは延期してるあたりこっちの方が優先度高かったのかね。金のかけ具合すげえわ。あ、あと余談だが、僕の漫画好きの友人が数年前かぐや様1巻の発売日に単行本を買って「これめっちゃ面白いから。絶対大ヒットするから」と言っていたのを思い出した。僕は無名の漫画の単行本1巻を買うっていうリスキーな事はしたくないので(序盤面白くても一気につまらなくなったりする)、アニメを観て面白かったら原作を買うような人間で、友人の先見の明はうらやましいなと思う。あと前述の五等分の花嫁とかだがしかしとか亜人ちゃんは語りたいとかもまだ有名じゃない頃に買ってた。今度会ったら次来る面白い漫画を教えてもらおう。
機内Wi-Fi
閑話休題。
インターネット世代と呼ばれている、生まれた時から身の回りにインターネットが存在していた我々からすると、ネットから数時間も隔離されるってのはちと辛いところがある。いや、依存症とかそういうのではなくて暇つぶしとかが全てインターネット経由でのオンラインゲームだったり動画視聴だったりするからである。特に今手元にスマホ以外なにもない状態では本当にやることがない。ダウンロードしておいた漫画も読み切った。
機内にはWi-Fiサービスがあるとのことだったが、つないでみてもなぜか繋がらない。はて、機材の故障か?
何度も接続し直したりしてもインターネットにアクセスが出来なかったので頭を抱えていたら繋いだ後に特定のURLにサインインしないといけなかったらしい。なーんだ10分無駄にしてしまったじゃあないか。
で、接続してみたところ絶望的に遅かった。スピードテストしてどれくらい遅いか量ろうと思ったら遅すぎて出来なかった。なんだこのゴミ回線。多分衛星通信とか使っているのだろう。まあ接続できるだけありがたいと言えばありがたいが。
LINEもメッセージの送信に時間がかかるし、Twitterもツイートの読み込みに時間がかかりすぎるので諦めた。
友人に何通かLINEをして、Kindleに入っていたラノベを読み始めて時間を潰すことにした。
着陸
ラノベを読んでいたら酔ってしまった。うう、気持ち悪い吐きそうグエー
吐かないために目をつぶって寝ていたので、気がつくと着陸近くで、なんか降下を開始するとかアナウンスがあった。うわ、怖い。これで着陸ミスったらどうしよう。昇天だぞ昇天。
喉が渇いたのでキャビンアテンダントのおねーさんに声をかけたらちょうど林檎ジュースを手に持っていたのでそれをもらった。確かDoleだったと思う。で、飲み終わったらすぐさまおねーさんが寄ってきて、コップを回収してくれるのかなと思ったら「もう一杯いかがですか」と。別に断る理由もなかったし、飲んだ。そしたらすぐ寄ってきて「もう一杯」と。飲む。そしたら寄ってきて「もう一杯」。いや、酒勧めるみたいにそんな言われても。俺そんなに林檎ジュースが飲みたいわけじゃないので断った。そしたら周りの人にも林檎ジュースいかがですか等と勧め始めた。なんだコイツは、青森県の回し者か?と、思ったがよく思い出してみると手に持ってる1Lパッケージにはまだ結構量が残ってそうだったし、多分残ったら廃棄だろうからもったいないと思ってこのねーちゃんはありとあらゆる人に林檎ジュースを勧めているのかもしれない。
おねーさんが片っ端から林檎ジュースを勧めてるのを眺めていたらシートベルトをつけろ云々とアナウンスがあった。いよいよ着陸である。
うへ~怖い。胴体着陸とかしたらどうしよう。着陸した瞬間に飛行機爆発とかしないよな?いやもしかしたら操縦間違えて海に沈んでしまうかもしれない。どうしよう、俺パソコンにいかがわしい画像たくさん入ったままだから、ここで死んだら家族に俺の性癖絶対ばれるし、ここでまだ死にたくない。しかもHDDにはMAD動画に使っている淫夢の本編動画が大量に入っているから、それを見られたら別の意味で誤解されることは確実で、死んでもなお社会的に殺されてしまう。せめて「私が死んだらパソコンの中身は一切見ずに粉々に破壊してください」と遺書を書く時間ぐらいは欲しい。そんでもってここで大きな事故起こって死んだらTVに「亡くなったSyunさんの写真です」って写るのは高校の卒業アルバムの写真だろうからそれも絶対に避けたい。あの写真は自分の人生の中でも12を争うぶっさいくな写真なんだ。アレが全国報道されるなんて死んでもいい。もしかしたら葬式の遺影もそれになるかもしれない。やだ。あんなぶっさいくな写真を飾られるなんて末代までの恥(俺が末代だけど)だ。せめてマシな写真を報道と遺影で使ってもらおうと自撮をし始めようと思ったがWi-Fiが遅すぎるせいで誰にも送れないんだった。クソッ。仕方ないので無事着陸できることを祈る。
それと気のせいかもしれないが機内の温度がかなり上がっている。暑い。まるで真夏じゃないか。羽田までは長袖+パーカー+ジャンパーで向かってそのままの格好で乗っているので汗がじわじわ出てくる。久しぶりに夏のようなこの感覚を味わう。
そんな感じで暑さによる汗なのか、着陸に対する不安の冷や汗なのか知らないが、額から汗を流しながら着陸の瞬間を待つ。窓が遠いのでどれだけ近いかは分からないが、ジェットコースターのような胃の中身がひっくり返るようなふわっとした気味の悪い感触を味わうことで多分地面は近いんだなとか思ってた。それにしてもこの感覚はマジでダメだ。あと数十分味わったら吐く。ていうかもう吐きそうオエー
そしてこみ上げてくる不快感をなんとか抑えつつ、だらだら汗を流すこと十分、ドオン!と大きく揺れて飛行機は着陸した。それと同時に例のごとくゴォォォォとエンジンから逆噴射が始まる。ヒエ~こえ~。それが続くこと数十秒、やっと飛行機は静止した。いやー怖かった。死んだかと思った。
滑走路からのろのろと移動する最中にCAさんからアナウンスがある。
「現在の那覇の天気は快晴で最高気温は25℃――」
25℃?!うっそだろお前。そんなに暑いのか。マジで勘弁してくれ。まだ首都圏は1桁台で冷え込むときとかあるぞ。気温差で風邪を引かないよう気をつけよう。
そんで遂に飛行機が完全停止し、降車(って言えばいいのか?)が始まる。今回もだらだらして最後の方に沖縄に降り立った。
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到着
沖縄初上陸!なんくるないさ!(意味分かってない)
ていうかアッッッツ!!!!なんだこの暑さ!
ここで初めて飛行機が暑かった理由を知った。おそらく沖縄に着いた時に気温差を感じないようだんだんと気温を上げていたのだろう。いやーすげー!JALすげー!気遣いが半端じゃない。優男か?お前モテるだろ絶対。金の使い方は下手だけど。
だが降り立つと共に湿気を含んだ空気がドワッと押し寄せてきて、気温は変わらないのだが暑さにより不快感がより増したような気がした。こればっかしは仕方がないね。
空港に降り立ってからは早い。降り立ったのは2階にあるロビーなので、まず羽田と同じようにロビーを通り、預けた荷物を取りに1階に行く。
よく見る荷物が回転寿司みたいに回ってくるやつの前で15分ほど待っていたらスーツケースがちょろちょろ流れ始めてきた。その中から自分のスーツケースを見つけ出して受け取らないといけないのだが、ここで問題発生。どれがオレのスーツケースか全く分からん。
いつも旅行はバックパックだからスーツケース使ったの数年ぶりで、デザインなど全然覚えていない。確かカーボンっぽい柄(カーボンではない)の灰色なスーツケースだったと思うんだが、同じような物が何個も流れてくるので全部オレの物に見える。でも友人含め皆さん的確に自分の物を見分けて受け取っていく。多分千里眼持ちなのだろう(適当)。一つ一つ番号確認して行くのもだるいしダサいので最後の3個になるまで粘って、楽器ケース・赤いスーツケース・灰色のスーツケースの三択から悩みに悩んで一番最後の選択肢を選び見事正解。これからはわかりやすいようにキーホルダーでもつけようと誓った。
ここで飛行機での移動は終了。無事沖縄にたどり着くことができた。いやはや、こわかった。
そんな受け取ったスーツケースをゴロゴロ転がしながら近くのトイレに駆け込み持ってきた半袖Tシャツに着替えた。冬の装備から一気に夏の服装である。まるで2時間かけて夏にタイムスリップしたかのような気分になるが、数日後にはまた冬の東京に戻る子を考えると早くも体調を崩す予感がしてきた。規則正しい生活をしなければ…。
那覇は名実ともに沖縄の中心地なのでなかなか栄えている。空港前には大型バスが何台も止まるスペースがあり、レンタカー屋が軒を連ね、ここから沖縄各地に移動できるようになっているようだ。空港から連絡橋を使い数分歩くとゆいレールというモノレールが通っており、ここから島の南方面まで乗っていける。
首里城とかの観光ならこれが便利。改札は普通のきっぷ式ではなくQRコードが印刷されている紙を改札にかざす方式で、見た目は結構ハイテクっぽいのだが思った以上にポンコツで何度かざしても読み込まない時が多いし、駅員さんもそれが分かっているのか読み込みエラーのまま改札を強行突破する人がいても全く気にかけていなかった。そんな適当でいいのか…。いいのか(納得)。ちなみにQRコード切符の他にOKICAという専用ICカードがある。もちろん速攻で作った。3月からはSuicaなどの全国共通ICカード圏に片利用として提携を始めたので現在ではSuica・PASMO・ICOCAをはじめ、全国のICカードが使えるようになった。行ったときはまだ使えなかったのだが、東京からやってきたと思わしきサラリーマンがOKICAのタッチ場所にSuicaをバンバン当てて、改札を通れないことに一人で憤慨していた。そのタッチ部にちゃんとSuicaは使えませんって注意書きが書いてあるのでまずはそれ読もうか。
まあそんな感じで空港からゆいレールで県庁付近(国際通りの近く)のホテルにそそくさと移動した我々であった。いやはや、東京を出発してまだ3時間も経ってないのにもう沖縄の宿泊場所についてしまった。現代科学の力ってすげー!
余談:忘れ物
思いっきり余談なのだが、私はこの行きの飛行機の中に忘れ物をした。
その忘れ物というのはカメラバッグである。
去年の冬あたりからショルダー式の小型カメラバッグを愛用しているのだが、カメラを首にかけているとお役御免で存在感が薄くなる。飛行機に乗る前にカメラを取り出し、その際にはカメラバッグも同じように首から提げていたのだが、飛行機の座席に座った際、カメラと一緒に首から外し、そのまま床に置きっぱなしにして降りてきてしまったらしい。
それに気づいたのは那覇空港を出た4時間後ぐらいで、あのカメラバッグの中には換えのSDカードと予備のバッテリーとレンズフィルターが入っているのでさすがに焦った。急いでJALのインターネット問い合わせ窓口なんていう所に問い合わせたけど、たとえ見つかったとしても報告が結構遅くなりそうで、その頃にはもう沖縄にはいないだろうし、換えのSDカードがないのはちょっと厳しいから今日中に取り戻したい。
と言うことで次はJALの那覇空港の問い合わせ場所に電話してみた。そうしたらそのようなものはいくつか報告があるが探すのには時間がかかる、との回答を受けた。3分ほど時間をいただきたいとのことだったので今日乗った便と席とカメラバッグの思いつく限り詳しい情報を伝え、ホテルの部屋を飛び出し、ゆいレールに飛び乗った。ちょうどホテルが国際通りの近くだったので空港までは30分かからない程度で、数時間ぶりに那覇空港へ戻ってきた。空港内を迷子になりながらうろうろして、JALのチケット買うところ(名前分からん)にたどり着いた。事前に伝えておいた要件と、改めてカメラバッグについて超詳細に説明した。それから待つこと10分ほどで受付のお姉さんが俺のカメラバッグを持って現れた。バッグに名前を書いていなかったので、自分のものか証明できる手はずがなく不安だったのだが、受け取り届みたいな紙に署名させられ、あっけなく渡してもらった。一時は完全に失くしたと思ったけれども、結構簡単に帰ってきた。良かった良かった。てなことで僕は二度目の那覇空港からまたゆいレールに乗り、ホテルへと戻った。
ちなみに、この旅行から帰ってきてから、身の回りのありとあらゆるものに自分の名前と住所と連絡先を書いた小さい紙をタグに入れてひっつけている。ちょっとダサいけど失くした時に少しでも帰ってくる確率を上げる為にはビジュアルは犠牲にするしかない。なお、これ以後例の騒ぎのせいでほぼ家から出ないため、物をなくしたりしていない。…と思いきや、ついこないだ家の中で充電ケーブル類を入れたポーチをなくした。当然家の中なので私が一生懸命つけた住所タグは全く役に立たなかったようだ。残念。
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その後、昼食としてソーキそばを食べた。いままであまり沖縄料理は得意ではなかったのだが、めちゃくちゃ美味しかった。すまん、食わず嫌いでした。
帰り
さて、なんだかすごく脱線した気がするが、飛行機に乗ってきたレポを再開する。
時は流れ4日後、たっぷり沖縄を満喫し、スーツケースをちんすこうでいっぱいにしていよいよ東京へ帰郷の時がやってきた。帰るまでが旅行とは小学生の時いやというほど教師から聞かされていたので、帰りの話もちょこっとだがしておこうと思う。
沖縄の様子は最後に少し載せてるから良かったら見ていってほしい。
搭乗まで
帰りは行きと全く同じことを遡って行うので特に何か新しく体験したことなどはない。スーツケースにお土産を詰め込もうと思ったらちんすこうの箱が大きすぎて入らなかったので、仕方が無く隙間を空けるため長袖やらパーカーやらジャンパーやらを着込んだ。行きと同じ格好なわけで汗がだらだら出てくるが、相変わらず東京は寒いらしいのでついたときには多分ちょうどいいと思う。
羽田と同じように荷物を預け、検査場をすり抜け(なぜか行きより厳しかった)、ロビーで待機していたら搭乗が始まった。
チケットを取った友人の嫌がらせかなんなのか知らないが、あれだけ高所恐怖症だと行っていたにもかかわらず今回は一番左側、窓から外が見える座席を与えられていた。おい!めっちゃ景色見えるじゃん!怖いじゃん!死ぬかもしれないぞ!どうしてくれんのさ!
もしかしたら良い景色を楽しんでほしいとのご厚意なのかもしれないがあいにく高所恐怖症はそれが恐怖という弱点がありまして・・・
まあ今更文句言うわけにもいかないし座った。相変わらず座席には100均以下のゴミ音質イヤホンが置いてあった。機体が行きの時より新しいらしく、手元の操作パネルがちょこっと豪華だったり通路上にあるディスプレイが新しかったした。
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さらば那覇
もう何も目新しいこともなく飛行機が動き出した。滑走路までのろのろと動いている時窓の外をキョロキョロしていたら、自衛隊の航空機がいくつか見えた、どうやら自衛隊も那覇空港を使っているらしい。
そんなこんなしているうちにいよいよ出発の時となった。やっぱりいきなり飛行機がゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴと音を立て、それと同じにして窓の外の景色がものすごい速さで横に流れていくのをボーッと眺めていたら、体に上から下への圧がかかりはじめ景色が斜めになった。どうやら飛び始めたらしい。
さらば沖縄よ、今回は海がまだ冷たく眺めることしか出来なかったが、次はもうちょっと温かい時期に来てスキューバダイビングみたいなことをしてみたいなぁ。
窓から見える道路や建物はどんどん小さくなり、ついにはA列車でいこうのマップを一番引きにしたときみたいな小ささになった。まるでミニチュアのような町並みはなかなか綺麗で感動物である。空港を中心に道路やゆいレールが走り、商業施設がその周辺に建てられ、それより構外に行くと住宅街があり、その奥には畑が存在する。ほう、なかなか良い町作りをしている。これ計画した人、シミュレーションゲーム得意でしょ。
外の景色を見ていて気がついたのだが、思ったほど怖くない。多分、窓を隔てているためと無風であるのが大きいのだろう。正直グーグルアースを見ているような気分だ。
もしかしたら高所恐怖症を克服できたかもしれないとちょっと喜んでいたら、飛行機が思いっきり左に旋回を始めた。北から南に向かって飛び始めたため、東京に向かうには180℃旋回しなくてはならないらしい。途端に体と機体が左に傾き、窓から見える景色が地平線から地上の田んぼに変わった。うわ!おちるおちるおちる!死ぬ死ぬ死ぬ!
その瞬間機体がちょっと揺れた。あっ、死んだな(昇天)。
体にかかるGがちょっと窓の方向に向いているので本当に窓から落ちるんじゃねえかという気がしてきた。どうやら高所恐怖症を克服できたというのは全くの勘違いだったらしい。
そんなこんなで窓の外に見える景色に感動しつつも死の恐怖を味わい続けていたが、飛行機が雲の上に出て飛び始めた頃には機体の傾きも揺れもかなり安定して、なかなか乗り心地の良い旅になっていた。窓から見える雲海も幻想的でなかなか美しいものである。その雲をボーッと眺めていたら何だか眠くなってきた。本当はプライムビデオにいくつか映画をダウンロードしてきたのでそれを見る予定だったが、眠気には勝てず、いつの間にか眠ってしまった。
約1時間後に友人に肩を強く揺さぶられて起きた。目を開けてみたら何か目の前にアイスが置かれている。はて、こんな物買ったかな、と寝ぼけた頭をかしげていたがどうやら友人が機内販売のおねーさんから買ってくれたらしい。おお、マジですか、ありがとうございます。
アイスを作っているのは沖縄で有名なブルーシールという会社で、味は塩ちんすこうトのこと。ちんすこう味のアイス…どんな味がするのかちょっと気になる。
と言うことで早速いただこうと、木のスプーンを構えてアイスの表面に刺…さらなかった。
…堅てえ!
この堅さ、記憶がある。これは新幹線に匹敵するぐらいの堅さだ。例えるならばあずきバーをちょっと柔らかくしたぐらいの堅さ。久しぶりにこんな堅いアイスを食う。
なかなかアイスが溶けないので(そもそも溶けないように堅くしている)、仕方なくスプーンで表面をガリガリ削り始めた。あんまり力を入れると耐久値が紙レベルの木のスプーンは折れてしまうので適度に力を逃しつつ、アイスの表面を数ミリほど削り、かき氷みたいな削りカスを精製する。友人とそんなアホみたいな事をやっていたら、近くを通りかかったCAさんが苦笑しながら「堅いですよね笑」と声をかけてきた。全くです。なんか食べやすい方法ありませんかね、と聞いてみたが「今やっているように頑張って削ってください!」とのことだった。なんのアドバイスにもなっていない。そのあとしばらくガリガリ削ってアイスのかけらみたいな物を削り出せたので、それを口に入れる。
おおっ、これは…ちんすこうだ!
なんか表現しづらいが、バニラアイスに粉末にしたちんすこうを混ぜ込んだような味がする。アイスにはきちんとちんすこう独特のざらざらした感触があり、味も甘いけれども少し塩見があるようなまさにちんすこうのような味をしている。でもしっかりとしたアイス。なんだか不思議な感じ…。
すごく美味しいので夢中になってガリガリ削っては口に入れてちんすこうを楽しんでいたらだんだん溶け始め、普通に食べれるようになった。そこからはもう早く、あっという間に食べ終わってしまった。即座にCAさんがゴミを回収しに来てくれる。もう一つ食べたかったが、あと1時間弱あるフライトで腹でも壊したら大変なのでこの辺にしておいた。
ブルーシールのアイス美味しかったなぁ。沖縄のアンテナショップ等にはよく並んでいるそうなので見かけたらまた買ってみようと思う。
ところで帰りの便でも機内販売のお姉さんが時代遅れのハンドバッグを宣伝していた。友人はあれに声をかけたのかと思うと、何だか尊敬の念が湧いてくる。羽田に着いた後に天王洲アイルまでの電車賃を奢った。これでとんとん。
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東京よ、私は帰ってきた
窓の外から見えた黄昏が綺麗で感動したところまでは覚えているのだが、そこからまた少しうたた寝していまい、あのジェットコースターに乗ったときのような重量が小さくなった感覚を味わって目が覚めた。
通路上にあるディスプレイには房総半島の西側、ちょうど東京湾の上空らへんを飛んでいると表示されていた。
アレ?確か到着も羽田だったよね?このまま直線で行くと成田なんですけど?と首をかしげていたら、ゆっくりと房総半島上空で反時計回りに旋回し始めた。
友人曰く予定より羽田近郊に着くのが早かったから時間つぶしにそこら辺グルグルしているんじゃねえかとのことだった。えぇ…。早く着いたなら早く下ろしてくれよと思ったが空港の都合上そうも行かないらしい。正直旋回する度に例のふわっとした感覚が俺の胃の中を刺激してくるし、窓の外はもう暗くなっててよく見えないけど、傾くと暗闇に落ちてしまいそうで怖いし、相変わらずWi-Fiはビックリするくらい遅いので早く降ろして欲しい。
ちょうど千葉上空を飛んでいたとき、隣に座っている友人(千葉在住)が「ここからパラシュートで降ろしてくれよ」とつぶやいていた。なんかスパイ映画にありそうだなそれ。
さて、そんなこんな言っていたら遂に飛行機が降下を始め、東京の夜景が間近に見えてきた。まるで光る地図のような景色を恐怖心を少し感じつつ眺めていたら、羽田空港の誘導灯が窓の外に見えてきた。もうこのふわっとした感覚に耐えるのも限界が近づいてきたから早く着陸してくれと願っていたら陸がどんどん近くなり、遂にドォンと着陸した。ひえ^~相変わらず結構な衝撃。
どうやら奇跡的にも安全に着陸できたようで、時間も到着予定時間ぴったりとなかなか精度の良いフライトだった。
行きと同じで飛行機が完全に止まると下車が始まる。おのおの荷物やら服やらを着込んで降りていく。
俺は空っぽになった機内の写真が撮りたかったので最後までグズグズ残っていた。おかげでこんな写真が撮れた。
で、数日前ちんすこうの試食をしたロビーまで戻ってきたが思った以上に寒い。沖縄に数日いるだけで体はもう夏の気分になってしまったらしく、行きと同じ服何枚重ねの格好をしていてもまるで冷蔵庫の中に放り出されたかのような肌寒さを感じる。でもいつまでも寒い寒い言っているわけにも行かないし、夏の気温に数日で慣れたのだから冬の気温にも数日で慣れるだろうと適当に結論付け、あの回転寿司みたいなところに自分の荷物を受け取りに行く。
那覇では自分のスーツケースが分からず大変に手こずったが、人間とは学ぶ生き物であるので今回はしっかり飛行機に乗る前から対策を施してある。
それがこちらのゲンガー人形で、国際通りの近くにあるポケモンセンターに偶然寄った際、ちょうどいい感じのゲンガーがいたのでスーツケースのアイデンティティ用として購入したのである。確か1500円ぐらいだったと思う。ゲンガーは剣盾で真っ先に厳選したぐらいには好きなポケモンで、よく旅行するときにはユニクロで買ったゲンガーのコラボTシャツを着ていたりするので、他の旅行日記も読んで欲しい(唐突な宣伝)。
さて、そのゲンガー人形のおかげで自分のスーツを瞬時に見分け、今回は忘れ物もなく、行きと全く同じ状態で戻って来れた。
この日はつかれていたので特にこの後どこかに寄る訳でもなくそのまま駅へ向かい、そこで友人と別れ、ゲンガー付きスーツケースをガタガタと引きずりながら帰宅した。那覇を出発してから約4時間。数千キロをこんなに短時間とは、飛行機恐るべし。
終わりに
ということで、最後は少し竜頭蛇尾感が出てしまったがこれにて脱JAL童貞日記終了。
LCCと比べた感想だが、「LCCより高いだけあってサービスいいな」につきる。乗るとき変なところ歩かされないし、座席の間隔は広いし、設備はほどほど良いし、無料でなんか飲み物飲めるし、手荷物も無論預けることが出来る。というかこれがそもそも当たり前でそれを削ったからLCCは格安に出来ているわけで、驚くこともないとは思うし知ってはいたのだが、やはり乗ってみてJALはいいなと実感した。やっぱり金とサービスの質は比例するね。
とは言ってもJALだろうがLCCだろうが、飛行機に乗るというのはめちゃくちゃ怖かった。何十トンもの鉄の塊が空を飛んでそれに乗っているという事実が怖いのはもはや言うまでもないが、上昇下降の際にかかる重力の変化がかなりキツいという事が判明した。前回乗ったときはそこまででもなかったのだが今回はなぜか吐きそうになるぐらいキツくて、もう一生乗りたくないと改めて心に決めた。
そうは言っても今年は例のGo Toキャンペーンを最大限に活用していろんな所に行くつもりなので、何度か乗ることになるのだろうけど。
それとこれは前回の日記の最後にも書いたけど、結局フライト自体にかかる時間は全く変わらないので、サービスは全くいらないと言う人にはやはりLCCの方がオススメだと感じた。ただ、沖縄は着くまでに2時間半かかるので、それだけの時間をあの狭い座席で過ごせるかどうかと言う点は気になってくる。正直このサービスを受けるために関西ー東京間でJAL(もしくはANA)を何倍もの値段を出して選ぶなんて事はしないかな。
個人的には2時間以内はLCCでいいかなと思った。
さて、ではこの長ったらしくてへたっぴな文章の締めをいよいよ書いていきたいと思う。この半年にJALとPeachというある意味対極的な航空会社を利用して、いろんな経験が出来た。やはり何事もやらず嫌いと言うのは良くないなと実感した次第である。これからも気になったことは財布が許す限り自ら体験してブログのネタにしていこうと思う。
それと、この日記は実は帰ってきた翌日の3月1日から書き始めてはいたのだが、いろいろあったせいでもはや7月になってしまった。まあ、めんどくさかったの一言に尽きるのだが、あまりにも先延ばししすぎると季節が変わって頓珍漢な日記になってしまうのでなるべく書きたいことは早く日記にして公開しようという事も心に誓った。
と言うことでまとめられたんだか分からない下手っぴな文章になってしまったが、これにて2万文字の駄文日記を締めようと思う。ここまで読んでくれた人が何人いるのかは知らないが(多分片手で数えられるだろう)、こんな意味のない長文を読んでくれたことに感謝する。他にもいろんな日記を書いてるんでぜひ記事一覧を見て、気になった物があったら読んで行ってくれ。
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前回の飛行機関連の日記はこちら↓
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と言うことで今日はこの辺で失礼しようと思う。ではでは。
おまけ:沖縄の写真
沖縄に行ってきたと言って全く写真がないのはちょっとどうかと思ったので何枚か貼っておく。言っておくがこれは2月後半でまだコロナによる自粛とか言われていなかったことだから悪しからず。
首里城。燃えた&コロナのせいかかなり空いていた。
国際通りもこの通りスカスカ。
平和の礎。わすれてはいけない。
勝連城跡と言うところにも行った。なんかビジュアルが中世ヨーロッパの廃城みたいで面白かった。
1日だけ奮発して結構良いホテルに泊まった。全員男だがな。念のために言っておくが全員別のベッドで寝たからな。何が念なのかは知らんが。
もちろん美ら海水族館にも行った。全員男だけどな。
海が綺麗だった。まださすがに冷たかったが、いつかまた夏に来て泳ぎたい。
終わり。
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